メラミン入り飼料を生産 中国農業省の調査で3社【北京4日共同】中国農業省は4日、粉ミルクなどが有害物質メラミンに汚染された事件に関連し飼料生産企業などを調査したところ、3社がメラミンを含んだ飼料を違法に生産していたと発表した。 すでに公安機関が3社への捜査に着手しているという。農業省などは延べ4万人以上を投入、乳牛の飼料や飼料の添加剤を生産する企業、乳牛の飼育場を調査した。 一連の事件では、牛乳の集荷や貯蔵段階でメラミンの添加が判明しているが、乳牛が食べる飼料の段階からメラミンが含まれていたことで、問題の深刻さがあらためて浮き彫りとなった。 メラミンが含まれる中国産原料を使った飼料や餌は、各地で問題となっており、米国では昨年、メラミンの入ったペットフードを食べた犬や猫が相次いで死に、豚の飼料への混入も判明し食用禁止となった。また、韓国メディアは今年9月、養殖魚の餌からメラミンを検出したと伝えた。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)