中国が汚染粉ミルク訴訟を妨害 弁護士に圧力【香港4日共同】4日付の香港各紙は、有害物質メラミンによる中国の汚染粉ミルク事件で、中国当局が弁護士に対し、被害者による集団訴訟や救済活動にかかわらないよう圧力をかけていると伝えた。 各紙によると、粉ミルク事件以降、中国各地の弁護士100人以上が集まってボランティアで弁護団を結成、無料で法律相談に乗るなどしていた。しかし弁護士らによると、その後各地の当局者が弁護団の弁護士やその上司に対し、活動をやめるように圧力をかけ、既に数十人の弁護士が弁護団から脱退する意向を表明した。 また汚染された粉ミルクを製造したメーカー、三鹿集団がある河北省など一部の地方政府では、被害者による集団訴訟を弁護士が引き受けることを禁止する通達を司法当局が出したという。
【共同通信】
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