Print this Post Article Lists Back

米金融危機:中国、2000億ドルの米国債買取へ

 1兆8000億ドル(約189兆1260億円)=6月現在=と世界一の外貨準備高を保有する中国が、米国発の金融危機の解決に積極的に乗り出すことを表明した。香港紙・明報が5日報じた。同紙は「中国政府は米国の金融安定化を支援するために、2000億ドル(約21兆円)規模の米国債を買い取るだろう。最近米議会を通過した7000億ドル(約73兆5500億円)規模の金融安定化策の財源調達は、中国の協力によって解決されるはずだ」と報じた。

 同紙は「米国が1次的に実施するための金融安定化策の財源2500億ドル(約26兆2600億円)については、中国が700-800億ドル(約7兆3530億-8兆4030億円)の米国債買い取ることで支援されるだろう」と予想した。

 中国の米国支援は、中国が保有しているドルを動員して米国債を買い取り、米国は確保した現金で金融機関の不良資産を買い取った上で、回収した資金を中国に再投資するというプロセスになると、専門家らは見ている。

上海=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る