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【社会】

「犯行時は精神不安定」 ビデオ店放火で小川容疑者

2008年10月6日 朝刊

 15人が死亡した大阪市浪速区の個室ビデオ店放火殺人事件で、無職小川和弘容疑者(46)=現住建造物等放火と殺人などの容疑で逮捕=が「いつも飲んでいた睡眠薬を飲めなかったため犯行時は精神的に不安定だった」と供述していることが捜査関係者の話で分かった。

 大阪府警浪速署捜査本部の調べに「個室で死のうと決意した」と話すなど、衝動的な犯行とみられることが既に分かっており、捜査当局は刑事責任能力を確認するため精神鑑定を検討。供述や証拠を精査し、本鑑定するか簡易鑑定するかを判断する。

 小川容疑者がことし1−2月ごろ「戸籍を売って金をつくった」と周辺に話していることも判明。捜査本部は動機の背景にある経済的困窮を示す事実とみている。5日、小川容疑者の大阪府東大阪市の自宅マンションを家宅捜索した。

 供述によると、精神的に不安定で日常的に睡眠薬を飲んでいたが、事件の数日前から個室ビデオ店などを転々として自宅に戻らなかったため薬が飲めず、いつもより不安定だったという。

 これまでの調べなどでは、小川容疑者は事件の約1週間前、自宅前を下着姿で歩く様子が目撃され、約1カ月前にも同じ格好で他人の家に上がり込むなど不可解な行動があった。

 小川容疑者の国選弁護人岡本栄市弁護士は4日、「小川容疑者は生活保護の金でギャンブルしたり酒を飲んだりする自分が許せないなどと考え、個室内でどんどんマイナス思考になっていたようだ」と話していた。

 

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