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外国人の資金引き揚げ、韓国がアジアで最高

 米国発の金融危機を前後し、外国人投資家がアジア主要国・地域の株式市場で韓国から最も資金を引き揚げていることが5日までに分かった。

 国際金融センターによると、今年6月から9月にかけ4カ月連続で外国人による売り越しを記録した韓国、台湾、インド、タイ、フィリピン、インドネシアの株式市場を分析した結果、韓国株式市場の売り越し規模が146億8000万ドル(約1兆5480億円)で最も多かった。

 国際金融センターはアジア通貨危機直後、国際的な金融市場情報を収集、分析するために設立された機関。

  以下、台湾(112億7200万ドル)、インド(53億1000万ドル)、タイ(33億1400万ドル)、フィリピン(1億9700万ドル)、インドネシア(1億9600万ドル)の順だった。

 シティバンクのエコノミスト、オ・ソクテ氏は「外国人にとってアジア市場はリスクがある資産投資対象に分類されており、金詰まりが起き現金が必要になれば、真っ先に資金が引き揚げられる。特に韓国市場は規模が大きく、流動性も豊富なため、外国人が優先的に資金を引き揚げるケースが多い」と指摘した。

李仁烈(イ・インヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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