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面接技法を教えるなんて…。

NINA / 2008.10.05 22:53 / 推薦数 : 0
今度,ある学会で面接技法の指導をさせていただくことになりました。

とはいっても,メインの先生はちゃんといらっしゃって,その補佐的役割を務めさせていただくのですが。

じつは,一般的にいって精神科医はそれほど面接技法を勉強したりはしないものだったりします。学生時代に医学部でそんなトレーニングを受けるわけでもないし(卒業するまで,いや今は卒後2年までは,何科の医者と決まっているわけではありませんから),精神科医となってからもそういうトレーニングが標準化・義務化されているわけではないので,勉強したいひとは自分で勝手に勉強する,という状態。
(だから,精神科医からカウンセリングを受けるというのは,本来あまり現実的ではない話なのです…。)

ひとくちに面接技法といっても,じつはいろいろな流儀があったりするものです。
私は一般精神科医の研修を受けながらもずっと児童精神科医になろうと思っていたので,そのことを知っている先輩からたまたま教えてもらった施設へ通ってトレーニングを受けることにしました。そのほかにどんな流儀があるのかも大して知らず,先輩に勧められるままそこへ通い始めたのですが,本当にこの技法を学んでよかったなぁ! と今も思っています。私のキャラクターにもたまたますごく合っていたと思うし,私の診療スタイルにとても大きな影響を与えてくれました。曲がりなりにも今こどものこころの診療を続けられているのはこの技法の基礎を身につけることができていたからだと思います。

そんな私がお世話になりっぱなしの,お気に入りの面接技法。
ひとりでも多くの医療・心理・福祉など対人援助職に携わるかたがたにこの技法のことを知っていただきたいし,ぜひ身につけていただきたい!
指導なんて私にうまくできるかどうか今からとっても不安なのですが,「この面接技法のよさをぜひ感じて!」という気持ちを大切にして取り組んでみようと思っています。


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