岡山放送局

2008年10月5日 20時52分更新

瀬戸内市で「名刀まつり」


岡山県瀬戸内市の長船町で、刀づくりの職人の技を披露する「名刀まつり」が開かれました。

この催しは「備前長船」の名で知られる日本刀の産地として栄えてきた瀬戸内市が優れた刀鍛冶の技を多くの人に見てもらおうと開いたものです。
会場の「備前おさふね刀剣の里」では、刀づくりのすべての工程が公開されました。

このうち、「鍛刀場」と呼ばれる施設では刀の原料となる「玉鋼」を鉄の鎚を使って薄く打ち伸ばしていく工程が披露され、訪れた人たちは刀鍛冶たちの迫力ある作業の様子に見入っていました。

また会場の一角には刀に文字を彫り込む技術を使って、文鎮やキーホルダーなどに訪れた人の名前を刻んで販売するコーナーも設けられ、大勢の家族連れなどでにぎわっていました。