経営破綻した留学仲介大手の「ゲートウェイ21」(東京・新宿)は5日、留学費用を支払ったのに渡航できない留学予定者ら債権者を対象にした説明会を都内で開いた。全国各地から詰めかけた1000人近い留学予定者に福井伴昌社長は冒頭「申し訳ありません」と陳謝。会場からは「夢をつぶすな」「金を返せ」と怒号が響いた。
同社は9月26日に営業を停止。今月1日に東京地裁に自己破産手続き開始を申し立てた。代理人弁護士によると負債総額は約13億円。費用を支払ったまま渡航できない留学予定者約1300人が9億5000万円の返還を求めている。また渡航した約1000人についても、留学先への学費未払いで留学が停止される可能性が出ている。
この日の説明会に向けて同社は約2500人に案内状を郵送したが、用意した東京都千代田区の会場は250人用。急きょ2回に分けて行われたが、ロビーなどには入りきれない参加者があふれ、「早く説明しろ」「時間がない」との声が上がった。(05日 20:41)