すなふきんの雑感日記

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2008-10-01

[]民主主義システムの悩ましさ

前回のエントリ内容に関連して

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20080928/1222598538

実効性については未知数のところがある「金融安定化法案」だけどそこんところはいったん置いといて、こんなのはアメリカなら簡単に通ると思っていたら、「世論」を気にして何もできないという事態に陥りそうなのは民主主義国はどこも似たりよったりなのかなあと痛感。なのであまり日本だけ一方的に「自虐的」になるのもまずいかなと思った次第。修正法案が出されるようだけど今度また否決したりしたら確実に株価は再暴落なんだよなあ。自分の身に降りかかってこないと実感がわかないし行動も出来ないというのも民主主義システムの悩ましいところか。この状況だと一時的に民主主義を停止して強権発動してもいいぐらいに思うけどさすがに暴論かな。でもアメリカ世論のせいで世界が巻き込まれるとしたらこれは納得いかないのは確かだ。影響が大きすぎるんだよ。アメリカ保守派もこの際原理原則ばかりに拘るのは止めて欲しい。

ウォール街の人間だけがバブルで踊り自業自得で破裂したのに、そこに何で「庶民の税金」をつぎ込むんだという批判の仕方はわからないでもないけど、べつに税金払ってるのは「庶民」だけじゃないし、何よりもそんな金融システムやそれに支えられた経済の活況による恩恵を被っていたのは一部の投資家金融業界の人間だけではないということにもう少し気付いた方がいいかとも思う。直接的にせよ間接的にせよ全ての人間が関与しているのに何を自分だけ高みの見物気分でいるんだよ。アメリカ世論のバカさ加減にもさすがに呆れた。