昨日、私は泣いた・・・
彼と一緒にいる時に泣いた・・・
彼が、私を呼ぶ時に名前を間違えそうになったから。。。
それは奥様の名前。。。
かろうじて、その名前を声に出す事はなかったけど・・・
彼が、自分の口を押さえた瞬間に彼が間違えそうになったんだなって察する事が出来た。
私は、
『なんで？
なんで？
なんで奥様の名前を今呼ぼうとするの？
なんで、私といるこの瞬間に別の人の名前が頭をよぎるの？
よりによって、なんで奥様なの？』
そう言いながら、私はポロポロ涙を流してしまった。
どんな事よりも、奥様と間違えられる事が今の私には一番辛くて悲しい事。
彼は、私を抱き寄せて、いっぱいいっぱい謝ってくれた。
でも・・・・・
私は、すぐに『いいよ。。。』
って言えなかった。
いつまでも不貞腐れる私に、今度は彼が少し怒った。
『本当にごめんね。。。
もう、絶対可憐を傷つけないから。。。』って言いながら
少し彼の顔はこわばっていた。
これ以上、グズグズ泣いていても先へは進めない。
だから私は、
『もう、絶対に名前を間違えたりしないで。
お願いだから・・・』って。
『大好きな人を傷つけるのは、本当に辛い・・・
可憐・・・
ごめんね。
オレって、なんか子供だよね・・・
こんなふうに、泣かせちゃってさ・・・』
すぐに泣いてしまう私も子供。。。
でもね・・・
やっぱり悲しい時は涙が流れる。
『自分の気持ちに素直な可憐だから、
その涙を流さないように我慢するような事はしないでね。
それも含めて、全部が可憐だし、全部が好きだから。。。』
彼がそう言ってくれた。
一晩寝ても、
彼が名前を間違えそうになった瞬間の事を思い出すと、心が悲鳴をあげる。
でも、いつまでも気にしてても仕方ないよね。
さっき、お仕事の途中で彼が電話をしてきてくれた。
私の事が心配だったのだろう・・・
『今度の日曜、仕事なんだ。
１５時には終わる予定だから、そのあと逢おう･･･』って言ってくれた。
少し元気が出た。
でも、また彼の声が聞きたい・・・
彼のそばにいたい・・・
奥様の所に帰って行ってしまう彼・・・
私とずっとずっと一緒にいて・・・
神様・・・
お願い。。。