社会
県立淡路病院に救命救急センター整備 2013年
兵庫県病院局は、二〇一三年の新築移転が予定されている県立淡路病院に、十床の「地域救命救急センター」を設置することを決めた。同病院では現在、当直医師らによる二十四時間の救急体制が取られているが、施設や体制の拡充を図る。来年度に新築移転する県立加古川病院にもセンターが置かれ、県内の救命救急体制が強化される。(森本尚樹)
地域救命救急センター(十-二十床)は通常の救命救急センター(二十一床以上)より規模が小さいものの、重症患者を受け入れて高度な処置をする三次救急の「空白域」を補うため国が制度化し、一部の運営費を助成している。
県立淡路病院では現在、救急専門医四人を含む医師六人でセンター的運用が行われている。だが、淡路島内の患者が集中し、夜間・休日の患者は年間一万五千人近くに上る一方、勤務医の減少で医師らは過労を強いられている。
同病院は一三年、洲本市下加茂一の現在地から同市塩屋に移転する予定で、その際、緊急手術室やエックス線・コンピューター断層撮影装置(CT)を備えた専用診療室、集中治療室などを整備するほか、ヘリポートの設置も検討している。
さらに、数人の専門医らをセンター専任にするほか、移転時に新設する心臓血管外科の医師をセンターの当直に組み込み、地域センターの要件を満たす。
これによって、県内の救命救急センターは現行の五カ所から、県立加古川病院を合わせて七カ所になる。県病院局がこのほど、病院構造改革推進方策の改訂案をまとめ、救急医療体制の基本方向として盛り込んだ。
改訂案は医療をめぐる昨今の情勢を踏まえ、県の病院事業の展望や各病院の医療提供体制、患者サービスのあり方、医師確保策なども定めている。ホームページなどで公開され、同局は十月末まで意見や提案を募る。同局企画課TEL078・362・3223
(10/5 08:48)
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