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EngineerAward WORKTANK賞 授賞作品発表!
 第1回EngineerAwardにワークタンクが協賛
ソフト系・ハード系問わずあらゆる分野のエンジニアがカジュアルに交流・雑談するSNS「encafe」が主催する技術コンテスト「EngineerAward」が開催されました。
「EngineerAward」はSNS上でチームの仲間を募り、社外や学外のエンジニアとネットを活用したコラボレーションを楽しむ新しい形の技術コンテスト。ネット上での打ち合わせに加え、オフラインでの勉強会も開かれました。リアルとネットを融合させた技術交流から、一体どんな作品が生み出されたのでしょうか?
▼ ワークタンク賞: NVチーム 「ひみつメッセージ小窓」 ▼
ひみつメッセージ小窓 デモ画面

「ひみつメッセージ小窓」デモ画面はコチラ

応募総数29作品の中から見事ワークタンク賞に輝いたのは、伊藤哲之輔氏 [(株)ネクストビジョン] 率いるNVチーム『ひみつメッセージ小窓』。

◇ NVチーム ◇
伊藤哲之輔(代表)、庄子昌嗣、大沢諒太、櫛田陽介、前島有貴

◇ 作品概要 ◇
コメント、日記本文などに付加的に使うことで、共通の合言葉を知っているフレンドにだけメッセージを伝えることのできる小窓です。日記は全体に公開しているが、部分的にやりとりしたい電話番号等のプライベートなメッセージを、簡単な手順で伝えたい人だけに伝えることができます。

「フレンドかそうでないか」という分類しかなかったSNS上に「合言葉」による新しいコミュニケーション手段を生み出す画期的な作品。
本作品はソフト部門最優秀賞・ワークタンク賞さらにファン投票第一位のトリプル授賞!
審査員からも「今後の展開が見える」「欲しい、使ってみたい」という声が。まさにアイディアの勝利でした!

 NVチーム代表・伊藤氏にインタビュー!
伊藤氏

──トリプル授賞おめでとうございます。

「有難うございます」


──今回、ワークタンク賞の選考においては「使い道がすぐに解る」「実際に使ってみたい」ということで選ばせていただいたのですが、他の審査員の方も同じ意見をお持ちだったようで。

「今回のコンテストは小窓という、仕組みとしては難しくないものがテーマだったので、これはアイデアの勝負だ!と。自分の作った小窓を周りに使ってもらえるかもしれない、ということで、とにかくアイデアを形にすることに魅力を感じて、参加を決めました」


──では、改めてこの作品のコンセプトを教えて下さい。

「SNSは基本的に「フレンドかそうでないか」というグループ分けしかできないと思いますが、リアルでは「友人以上恋人未満」 といったような曖昧な関係があると感じていました。SNSの「フレンド」にも公にしにくい情報が存在します。そういった情報を「グループ」のようなシステム制限ではなくて、もっとゆるい関係性で実現できないか、と考え、「合言葉」を用いてやりとりすれば良い、と思いつきました。
大げさな言い方をすれば「リアルにつなげる小窓」ですね」


──制作のエピソードを教えて下さい

「小窓の仕組みは割と簡単で、複雑なロジックはサーバ側の方に任せました。サーバ側では新しい技術を習得するチャンスとして、PHPフレームワークのsymfonyに挑戦してみました。

 実は、参加を決めたのが締め切りの二週間前。サーバサイドのプロトタイプ、デザインを分担したことでそれぞれが一日でほぼ完璧に仕上がったので、優秀なメンバーに恵まれてよかったと思います。
遠方のメンバーとのやりとりはメールや掲示板が主だったので、顔を合わせて行う打ち合わせでどれだけ効率よく決定事項・分担等を行っていくか──今後の仕事においても鍵になる部分ではないかと思います」

伊藤氏の説明場面

──メンバーの皆さんは、普段はどのようなお仕事を?

「所属している会社では、システム開発を始めとして、さまざまな業界のお客様が抱える課題に対するソリューションを提供しています。
特定の業界の中に居るのではなく、さまざまな業界のビジネスをお客様と一緒に考え、関わっていけることに、エンジニアとしてのやりがいを感じます。
その上で新しく面白いものを作るためには、今回のSNSのように既存の技術・サービスを使い倒すことも必要と感じています。日々、自己研鑽です」


作品紹介の様子

──「EngineerAward」に参加して良かったと思いますか?

「普段の仕事ではなかなか、新しい技術にチャレンジする機会には恵まれませんし、社内に優秀なメンバーがいても、プロジェクトが異なるとその人から良いものを吸収できません。今回その機会に恵まれたことは、確実に今後の自信につながると思っています。

何より、若いエンジニアにもっとスポットを当ててあげたいと思っていたんです。

会社の中では埋もれてしまいがちですけど、自分は「こいつらはデキるんだぞ!」と知っていたので。それが叶ったのが良かったですね。
そして、挑戦したことによる失敗からは得られるものがたくさんありました。
これは自分たちにしか解らない財産になると思います」


- 授賞式レポート -
8月2日(土)「EngineerAward」授賞式が行われました。
会場には応募者の他にも「encafe」に集うエンジニアをはじめ理工系学生やマスメディア100人弱が集まり、授賞作品に拍手を送っていました。
閉会後は応募者・一般参加者・スタッフ交えた交流会を行いました。技術の話題があれば初対面でも熱く語り合えるのがエンジニア?笑いあり・情報交換ありの充実した時間になりました。
>>授賞式・交流会の模様はこちら

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