▼ ワークタンク賞: NVチーム 「ひみつメッセージ小窓」 ▼ | |
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「ひみつメッセージ小窓」デモ画面はコチラ |
応募総数29作品の中から見事ワークタンク賞に輝いたのは、伊藤哲之輔氏 [(株)ネクストビジョン] 率いるNVチーム『ひみつメッセージ小窓』。 ◇ NVチーム ◇ ◇ 作品概要 ◇ 「フレンドかそうでないか」という分類しかなかったSNS上に「合言葉」による新しいコミュニケーション手段を生み出す画期的な作品。 |
──トリプル授賞おめでとうございます。 「有難うございます」 ──今回、ワークタンク賞の選考においては「使い道がすぐに解る」「実際に使ってみたい」ということで選ばせていただいたのですが、他の審査員の方も同じ意見をお持ちだったようで。 「今回のコンテストは小窓という、仕組みとしては難しくないものがテーマだったので、これはアイデアの勝負だ!と。自分の作った小窓を周りに使ってもらえるかもしれない、ということで、とにかくアイデアを形にすることに魅力を感じて、参加を決めました」 |
──では、改めてこの作品のコンセプトを教えて下さい。
「SNSは基本的に「フレンドかそうでないか」というグループ分けしかできないと思いますが、リアルでは「友人以上恋人未満」 といったような曖昧な関係があると感じていました。SNSの「フレンド」にも公にしにくい情報が存在します。そういった情報を「グループ」のようなシステム制限ではなくて、もっとゆるい関係性で実現できないか、と考え、「合言葉」を用いてやりとりすれば良い、と思いつきました。
大げさな言い方をすれば「リアルにつなげる小窓」ですね」
──制作のエピソードを教えて下さい 「小窓の仕組みは割と簡単で、複雑なロジックはサーバ側の方に任せました。サーバ側では新しい技術を習得するチャンスとして、PHPフレームワークのsymfonyに挑戦してみました。 実は、参加を決めたのが締め切りの二週間前。サーバサイドのプロトタイプ、デザインを分担したことでそれぞれが一日でほぼ完璧に仕上がったので、優秀なメンバーに恵まれてよかったと思います。 |
──メンバーの皆さんは、普段はどのようなお仕事を?
「所属している会社では、システム開発を始めとして、さまざまな業界のお客様が抱える課題に対するソリューションを提供しています。
特定の業界の中に居るのではなく、さまざまな業界のビジネスをお客様と一緒に考え、関わっていけることに、エンジニアとしてのやりがいを感じます。
その上で新しく面白いものを作るためには、今回のSNSのように既存の技術・サービスを使い倒すことも必要と感じています。日々、自己研鑽です」
──「EngineerAward」に参加して良かったと思いますか? 「普段の仕事ではなかなか、新しい技術にチャレンジする機会には恵まれませんし、社内に優秀なメンバーがいても、プロジェクトが異なるとその人から良いものを吸収できません。今回その機会に恵まれたことは、確実に今後の自信につながると思っています。 何より、若いエンジニアにもっとスポットを当ててあげたいと思っていたんです。 |
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会社の中では埋もれてしまいがちですけど、自分は「こいつらはデキるんだぞ!」と知っていたので。それが叶ったのが良かったですね。 |