4日午後2時ごろ、東京都渋谷区恵比寿4、「エビスマンション」の解体工事現場で、コンクリート製の外壁が崩れ、その重みで外壁に沿って立てられた作業用鉄板壁が高さ約4メートル、幅約5メートルにわたって傾き、路上に停車していた解体業者のワゴン車の一部をつぶした。警視庁渋谷署は一時、現場周辺を通行止めにした。
同署などによると、マンションは8階建てで、3~8階部分の解体作業は終わっていた。事故当時、南側1、2階のコンクリート壁を内側から固定していた鉄製のワイヤが切れて外側に重みがかかり、鉄板壁が傾いたという。
近くの女性会社員(29)は「突然、ズシーンという大きな音が響いて驚いた」と興奮した様子で話した。【堀智行】
毎日新聞 2008年10月4日 21時21分(最終更新 10月4日 21時32分)