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高層ビルのゴンドラ落下は操作ミス、死亡作業員を書類送検へ

10月4日14時37分配信 読売新聞


高層ビルのゴンドラ落下は操作ミス、死亡作業員を書類送検へ

読売新聞

 東京・赤坂の43階建てマンションの建設現場で今年8月、作業用のゴンドラが落下し、男性作業員2人が死亡した事故で、ゴンドラをつり下げていたはりの片側が外れたため、ゴンドラが落下したことが、警視庁の調べでわかった。

 はりには、資材をワイヤでつって運搬する装置も設置されており、警視庁は、ワイヤの先端がマンションの壁に固定されていることに気付かないまま誤ってワイヤを巻き上げた結果、はりが外れたとみて、ゴンドラの作業員を業務上過失致死の疑いで容疑者死亡のまま書類送検する方針。

 事故は今年8月29日午前、マンション建設現場のエレベーター室内で起きた。同庁幹部によると、エレベーター室の36階付近には金属製のはりがあり、作業用のゴンドラをつり下げるワイヤと、資材をワイヤでつって運搬する巻き上げ機が設置されていた。

 死亡した40歳と52歳の作業員2人は当時、10階付近にゴンドラを停止させ、エレベーターの横揺れを防ぐレール状の資材を壁に取り付けていた。2人は、資材をワイヤ先端のフックに引っかけて、巻き上げ機で上下させていたという。

 同庁で現場を検証したところ、はりの片側が外れ、ゴンドラと巻き上げ機がはりから脱落していたほか、巻き上げ機のワイヤ先端は、壁に固定された資材に付いたままになっていた。

 巻き上げ機はゴンドラ内にあったスイッチで操作する仕組みになっており、同庁は、作業員のどちらかが資材からフックを外さないまま誤って巻き上げ機を動かしたとみて調べている。

最終更新:10月4日14時37分

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