北海道夕張市は、「鉄人28号」や「七色仮面」など往年のヒーローのレプリカやおもちゃ約140点を、12月初旬にインターネットオークションで公売する。
市が約8億4000万円を掛けて1988年に完成させた「ロボット大科学館」に展示していた品々で、今年7月の科学館廃止に伴い、そのほとんどを売り出すことにした。
鉄人28号は高さ2・3メートル、重さ約50キロのプラスチック製。おもちゃはブリキの「黄金バット」や「ナショナルキッド」などで、価格は数千円−数万円を予定している。
中には、夕張の水と石炭をエネルギーにして悪と戦う平和の使者という独自キャラクター「新世紀ロボ・ユーバロット」(高さ約60センチ)も。市担当者は「そもそもなぜ夕張にロボット大科学館だったのか経緯は分からない」と話している。