記者会見するJTの木村宏社長(左)=1日午後、東京都千代田区 JTがたばこ増税反対活動 税制改正控え日本たばこ産業(JT)、全国たばこ販売協同組合連合会、全国たばこ耕作組合中央会は1日、たばこ増税反対の署名活動を全国規模で実施すると発表した。東京都内で記者会見したJTの木村宏社長は増税について「公平性を欠いている上、値上げすれば間違いなく税収が減る。税収増は期待できない」と述べ、反対の姿勢を示した。 これに対し、厚生労働省や超党派の議員連盟は増税に賛成の立場を既に表明。生活に比較的身近な商品だけに年末の税制改正論議を控え、反対、賛成両派の主張は消費者の注目を集めそうだ。 JTなどは、この日から12月上旬まで、全国のたばこ販売店で署名活動を行うほか、インターネット上の専用サイト「たばこ税ドットコム」でも署名を受け付ける。反対のチラシをまくなどして理解を呼び掛ける方針。木村社長は増税すれば税収が伸びるという賛成派の試算に対し「最初から増税しても問題ないという結論ありきの試算。どうみても前提条件がおかしい」と批判した。
【共同通信】
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