勤務していた中学校の女子トイレに盗撮目的で侵入したとして、建造物侵入罪に問われた甲州市勝沼町上岩崎、元市立塩山中教諭、川崎剛仁被告(46)の初公判が3日、甲府地裁(渡辺康裁判官)であり、川崎被告は「間違いございません」と起訴事実を認めた。第2回公判は11月7日で、同日結審する予定。
起訴状によると、川崎被告は07年10月5日と12月19日、当時勤務していた笛吹市立春日居中の女子トイレに盗撮目的で侵入した。
検察側は冒頭陳述で、川崎被告が98年ごろから市内の公園や商業施設の女子トイレで盗撮を繰り返し、性的満足を得ていたと指摘。00年からは盗撮画像を閲覧できる会員専用サイトに登録し、自ら撮影した画像を投稿していたことを明らかにした。07年12月に同校のトイレ内で無線式カメラが発見されて以降は、発覚を恐れて、撮影した映像の一部を捨てていたという。
一方、甲府地検は3日、同サイトに投稿する目的で18歳未満の少女のポルノ画像1枚を編集したとして、川崎被告を児童買春・児童ポルノ法違反罪で追起訴した。【曹美河】
毎日新聞 2008年10月4日 地方版