臼杵市の古い町並みを楽しみながら商売繁盛などの御利益が得られる「赤猫ご縁日」(西日本新聞社など後援)が4日、同市福良の福良天満宮などで開幕する。赤猫にふんした子どもが「赤猫おどり」を披露するほか、18日まで招福の赤猫石を置いた史跡や店を巡るスタンプラリーなど多彩にイベントを開く。
明治初期に繁栄した臼杵の新興商人をやっかみ悪賢い人の代名詞として使われた「赤猫」を、「商売熱心」との意味にとらえ直し、同市観光情報協会などが開いている祭りで、今年5回目。
4日は同天満宮で午前10時から神事を行い、子どもたちが赤猫おどりを披露。5日には気仙沼のサンマと臼杵のカボスが味わえる「赤猫まっしぐら」(サーラ・デ・うすき中庭)、12日はネコのコンテストなどがある「ねこ好き大集合」(同)がある。最終日の18日は午後6時から同天満宮で「秋思祭」を開き、赤猫おどりや赤猫を描いて並べたぼんぼりがともされる。臼杵市観光情報協会=0972(64)7130。
=2008/10/04付 西日本新聞朝刊=