暴走族風の衣装と「なめんなよ」のフレーズで８０年代に大ブームを巻き起こした「なめ猫」の又吉が、２７年ぶりに新曲を発売することが３日、分かった。ミニアルバム「なめんなよ」（１０月１５日発売）で、最近は警視庁の暴走族追放運動のキャラクターになったり、コミック誌で又吉を主人公にした漫画が連載されるなどブーム再燃の兆しもある。
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８０年代初頭に大ブームとなった、なめ猫がまさかの新曲発売だ。衣装を着ていた猫＝又吉は８１年１１月にシングル「なめんなよ」を発売。２７年の時を経て、再び音楽業界に殴り込みをかける。
なめ猫が世に登場したのは８０年。「死ぬまで有効」と書かれた免許証風ブロマイドが大ヒットするなど社会現象になった。ブームは２年ほどで終わったが、０５年に誕生２５周年を記念して再びブロマイドが発売されるや、これが１５００万枚を超える大ヒットを記録。キャラクターのインパクトはまさに「死ぬまで有効」だった。
又吉はさらに、０５年に肖像権パブリシティー権侵害行為防止キャンペーン、０６年には警視庁の暴走族追放運動のポスターのキャラクターにも起用された。同じく０６年には「別冊コロコロコミック」で又吉を主人公にした漫画「〜なめねこ又吉最強伝説〜なめんなよ！」の連載がスタートするなどブーム再燃の兆しを見せていた。
その勢いに乗って、又吉の大ファンでもあるラッパーのＤ．Ｏがプロデューサーとなり、ＣＤ発売が決まった。ボーカルに抜てきされたのは人気キッズダンサーのストロングマシン２号（１３）。ＣＭで驚異のダンスを披露し話題となったストロングマシン２号は、今回がＣＤデビューとなる。
又吉は作詞・作曲、パフォーマーとして参加。昔と変わらぬ愛らしくも気合の入った姿（又吉の写真などはすべて当時のもので、新規に撮影したものはない）で曲を盛り上げている。