韓国経済は「将棋で言う、詰み」の状態です。
まあ、韓国の新聞報道や、ここで赤IDが親切にいろいろ書いていたりもしているので、今更それ自体を否定する人はいないでしょう。
これ自体は今更どうしようもないことです。あきらめましょう。
でも復活することがあるのかどうかは分かりませんが、また経済破綻をおこさないよう、将棋の投了後に行われる考察のように敗因研究を僕なりにしてみました。
細かい経済失政は、たくさんあるので書きません。
大きく根本原因だけを3つに絞ってみました。
1・韓国は安易に日本の得意産業の技術盗用を行い、安い人件費を利用して廉価版を作り、貿易黒字を伸ばした。
Q僕が考えるに、これ自体は間違った戦略ではありませんが、韓国には合わないのです。
1970年代くらいまで日本も欧米の製品を真似て経済成長を行いました。
ですがそのあとは日本独自の技術開発を地道に行い、日本製品は世界No1と呼ばれる高付加価値型に乗り換えました。
韓国人は目先の金ばかりを追いかけるため、日本の技術を盗むばかりでリスクの高い独自開発路線は取らなかった。
だから韓国より安い人件費の中国製品に押され、サンドイッチ経済に陥った。
つまり技術では日本。価格では中国に負け、韓国製品には強みが無いのです。
先月に発表された韓国の次世代重点産業育成計画でも、日本の次世代計画を真似たような先端分野がほとんどですが、韓国の国民性、技術開発力で日本の開発力を凌駕した製品を作るのは無理です。
一時的に韓国が上位に来ることがあっても、資本力・技術力の地力が違うので最終的には負けます。
忠告としては、日本と同じ分野で戦うことはあきらめて、独自分野のニッチトップを目指すべきです。
2・外資を利用したマネーゲームによる安易な経済成長。
Q経済破綻をし、国庫が0になった国家が外資に頼るのは理解できます。
それ自体は否定できませんが、なぜか外資から借りたお金を産業育成には、ほとんど廻さずに、不動産投資や金融商品などのマネーゲームにつぎ込んでしまいました。それでGNPがいくら上がっても、実体経済の成長が伴っていないので、外資からの借金で資産を膨らませているだけです。まさにバブルです。外資が資本を引き上げてしまえば、残るのはまさに借金の山です。今回の韓国経済破綻において、サブプライム問題はきっかけに過ぎません。世界金融危機が無くても韓国経済は遠からず、破綻していました。たとえ日本が韓国に援助して延命したとしても、死ぬのが先延ばしされるだけです。これが韓国経済の構造的欠陥といわれ、ドル安にもかかわらずwonだけが暴落している理由です。
忠告としては、韓国人はマネーゲームや一時の快楽に走らず、貯蓄や独自産業の育成をおぼえましょう。
3・ノムヒョンという反米反日の売国大統領を出してしまった。
Q僕が思うに韓国という小国の最大の財産はその地政学上の位置にあります。
これは中国・ロシアという危険な隣国がいるというデメリットでもありますが、大きなメリットでもあります。
韓国は日米の防共の防波堤として冷戦時代は、何があっても見捨てることが出来ない国だったのです。
また冷戦終了後も中国の台頭がありましたから、相対的価値は下がりましたがアメリカにとっても意味のある同盟国でした。ですが北朝鮮の弾道ミサイル生産で地理的距離が意味をなさなくなった事。その北朝鮮を支持する反日反米の大統領を出してしまったことで、韓国は同盟国としての信用を失いました。また中国・ロシアも資本主義に走り、思想ではなく損得で動くようになったため、警戒は必要なものの武力に頼らない直接対話が可能だということに気づいてしまいました。このため今回の経済危機において日米欧の主要国家は、多大なリスクを冒してまで韓国を無理して助ける必要は無いだろうという判断を下しています。
忠告としては、韓国はどちら側として生きるのかを明確にし信用を得る行動をで頼れる友好国を多く作ることです。それが大国の狭間で生きる小国の生き残る道です。
以上