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金泳三元大統領「麻生首相は妄言を繰り返した」

 金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の父、金洪祚(キム・ホンジョ)氏の殯(ひん)所(出棺まで棺を安置する場所)が設けられた馬山サムスン病院(慶尚南道馬山市)には3日も、金鍾泌(キム・ジョンピル)元自民連総裁(ハンナラ党名誉顧問)をはじめ、政界関係者が多く弔問に訪れた。金鍾泌元総裁は殯所で弔問を終えた後、金泳三元大統領と会い、「(金洪祚氏の)遺影を拝んだが、お父さんよりも息子(金元大統領)の方がハンサムだ」と話した。これに対し金元大統領も「(わたしは)母にかなり似た」と返し、続けて「(日本の)麻生(太郎)首相は“植民地時代の朝鮮人が進んで創氏改名をした”などと妄言を繰り返した」と、日本の政治の話題を振った。これに対し金元総裁は「(麻生首相は)若いから何も知らないのだろう。これからも問題発言を繰り返すと思う」と答えた。

 一方、両氏は国内の政治問題についてはほとんど言及せず、その後殯所を訪れた姜万洙(カン・マンス)企画財政部長官とは経済問題について話し合った。金元大統領が「経済が大変でしょう」と話題を振ったのに対し、姜長官も「そうだ」と答えた。だが、姜長官は最近の米国の金融危機について言及し、「10年前の韓国の状況(アジア通貨危機)よりも、ある部分ではひどい状況だという人や、むしろ(米国が)韓国を見習うべきだという人もいる。韓国の経済問題は解決に向かっている」と語った。

 殯所にはこの日、高建(コ・ゴン)、韓悳洙(ハン・ドクス)、李洪九(イ・ホング)元首相や李允盛(イ・ユンソン)国会副議長、徐清源(ソ・チョンウォン)、洪思徳(ホン・サドク)、金武星(キム・ムソン)、アン・ギョンニュル、朴振(パク・チン)、金富謙(キム・プギョム)、姜基甲(カン・ギガプ)、文国現(ムン・グクヒョン)の各氏など与野党の国会議員十数人が弔問に訪れた。また、メディア関係者では朝鮮日報社の方又栄(パン・ウヨン)名誉会長、尹世栄(ユン・セヨン)SBS会長らが訪れた。金元大統領側はこの日、「先月30日から今日(3日)までの弔問客は約7500人に上る」と述べた。

馬山=黄大振(ファン・デジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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