県立中部病院(平安山英盛院長)でがん治療に使用する放射線治療装置が老朽化で故障が相次ぎ、新規患者の受け入れを停止している問題で、知念清県病院事業局長は3日の県議会文教厚生委員会(赤嶺昇委員長)で「修理でしばらくの間は対応し、その間に(購入費の)4億円を工面したい」との対応方針を示した。同局によると修理費用は約3000万円だが、費用確保のめどはたっておらず、受け入れ停止の状態はしばらく続きそうだ。
新規患者受け入れ停止を琉球新報の報道で知った同局は2日、現場を確認。メーカーと相談した結果、修理で対応可能と判断した。県立病院全体の既決予算で約3000万円を工面し、応急修理を行う意向を示しているが「予算に余裕はない」(同局)のが現状だ。
(琉球新報)
2008年10月4日