金木犀の花びら | 100g |
上白糖 | 600g |
水 | 600ml |
桂花陳酒(なければコアントローやグランマルニエなどのオレンジのリキュール) | 200ml |
金木犀の花を摘みます。摘むのはなるべく花びらだけを。小枝が入らないように気をつけましょう。摘んだ花はすぐに調理します。摘んだその日に作れない場合はジップロックに入れて軽く空気を抜いて封をし、冷蔵庫で保管します。翌日までに使いましょう。
摘んだ花びらを少量ずつザルに入れて振り、ザルの網目から細かいゴミを落とします。
ボウルにたっぷりの水をはり、ゴミをあらかた落とした金木犀を入れて桂花陳酒、またはオレンジリキュールの半量の100mlを注ぎます。
手でゆっくりと静かにかき混ぜて花びらについた汚れや虫などを沈殿させます。浮いている花びらを手ですくい、ザルにとって、水をかえて、③のとおりリキュールを加えもう1度汚れを落とします。(計2回洗う)ここで小枝が混ざっていたら取り除いておく。
洗った花びらを手ですくいあげ、ザルにとって30分ほど水切りします。面倒だからといって、ザルに直接ボウルの水ごと花びらを移さないこと。せっかく沈殿したゴミが混ざってしまいます(><)
ホーローの鍋に水と上白糖を入れて混ぜ、鍋はだがふつふつとなるまで加熱します。そこに水切りした花びらを加え、再度ふつふつとしてくるまで加熱し、その後は弱火で5分、ゆっくりとかき混ぜながら花びらを煮ます。
5分煮ましたら、そのまま人肌程度になるまで自然に冷まします。これは金木犀の香りやエキスを抽出するためです。5分以上ぐつぐつ煮ると香りが飛び、風味がおちてえぐみが出ます。
冷ましたシロップを再び火にかけ、ふつふつしてきたらすぐ火を止めます。煮沸消毒した保存瓶にシロップを詰めて完成です。必ず熱い瓶に熱いシロップを注ぎ、雑菌が混入しないようにします。
シロップは瓶のふちギリギリまで注ぎ、蓋を閉めます。閉めたら鍋に瓶を入れて瓶の2/3が浸る高さに熱湯を注ぎ、そのまま10分程度火にかけて加熱すると保存力が高まります。作業は大変熱いのでゴム手袋を着用し、火傷に注意してください☆
瓶詰め後、完全に冷めたら冷蔵庫で保存してください。未開封なら3ヶ月はもちます。開封後は1週間を目安に使いきりましょう。長期保存したい場合は瓶詰めせず小分けにジップロックなどに注ぎ入れ、空気を抜いて密封し冷凍庫で保存します。これで半年はOK.
作ったシロップでパウンドケーキを焼いてみました。シロップを切った花びらをたっぷり混ぜ込み、砂糖を減らしてシロップも加えました。焼きあがって熱々のうちに桂花陳酒と金木犀シロップを半々で割ったシロップ液を刷毛でたっぷり染み込ませて出来上がり!
まわりにシロップを添えて、ドレッセ。口一杯に金木犀の甘い香りが広がって至福の味わい。プレーンヨーグルトにこの金木犀シロップをたらして食べると止まらない美味しさです!杏仁豆腐のシロップにも相性抜群!色々試してみてくださいね☆
市販の桂花醤が入手しにくいのと、味がイマイチ私好みじゃないことから、手作りのシロップを作るようになりました。色々試した結果、5分煮て冷まし、香りをゆっくり抽出するこの方法が一番美味しくシロップができました。咲くのも散るのもあっと言う間のはかない金木犀。足早に過ぎてゆく秋の痕跡の瞬間を閉じ込めたフラワーシロップ。たくさんの人に伝えたくてレシピを掲載してみました。
外部ブログ用 |
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金木犀の手作りシロップ、とても美しいですね。
いつか金木犀の香りのするお菓子を作ってみたい、と思っていたところ
うにいくらさんのレシピを拝見しました。
早速、作りたいところなのですが、庭の金木犀は終わりかけています・・。
やはり、満開のころまでに摘み取らないといけないのでしょうね。
来年までレシピを控えておくことにします^^
コメントありがとうございます☆
このシロップは金木犀が香り高く咲いているうちに収穫して
作るのがベストです。公園や大学のキャンパスなど、まだ咲
いている場所があったら摘みに行くのも手ですよ(^0^)