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衆院選:「26日投票入場券」作っちゃった 埼玉2市選管

 次期衆院選がいつ実施されるのかを日本中が注視する中、埼玉県の上尾、本庄両市の選挙管理委員会が「10月26日投票」の投票所入場券計約16万5000枚を既に作製してしまったことが3日分かった。まだ無駄になると決まったわけではないが、両選管の職員は「10月26日と連日報道されていたから、間に合わせたかった……」と頭を抱えている。

 投票所入場券は、選挙の公示日から有権者への発送を始めるのが一般的。印刷発注から納品まで1週間ほどかかるため、両選管は「10月14日公示、26日投票」が最有力視されていた9月下旬に業者へ注文したという。

 上尾市選管は9月22日ごろ、入場券約10万枚を約8万円で業者へ発注した。「見切り発車的部分もあるが、間に合わせるにはタイムリミットだ」と決断した。本庄市選管も同じく、9月23日に約6万5000枚を約10万円で発注した。

 その後、国土交通相の交代劇や米国の金融不安に伴う対策の必要性が論議されるなどし「10月26日」の可能性は極めて低くなってきた。両選管とも業者から「印刷完了」の連絡を受けたが「今さら使い道がない」と受け取らないままだ。

 上尾市選管の職員は「投票所入場券は業者に処分してもらうしかない。国会が安定していないことが一番の原因だが、マスコミにも、もっと確かな予測記事を書いてくれよと言いたい」とつぶやいていた。【弘田恭子、岸本悠】

毎日新聞 2008年10月4日 2時30分

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