岡山放送局

2008年10月3日 19時55分更新

障害者のための就職面接会


障害がある人に、希望する仕事に就いて社会で活躍してもらおうと、就職の面接会が3日、倉敷市で開かれました。
この面接会は、倉敷中央公共職業安定所などが開いたもので、会場には、倉敷市内の企業あわせて19社のブースが設けられました。

3日は、就職を希望する障害者およそ160人が訪れ、これまで学んできたことや自分の得意な仕事などを担当者に説明し、自分に適した仕事はないかどうか質問していました。

これに対して企業の担当者は、仕事の内容について説明したうえで、障害の程度などをきき、仕事ができそうかどうか尋ねていました。

県内の障害者の雇用は去年、過去最高となりましたが、法律で義務づけられている障害者の雇用率を達成している企業は、全体の半分ほどにとどまっているということです。

職業安定所によりますと、就職希望者と企業が接触する機会が限られていることが障害者雇用の少なさにつながっているということで、今後も、障害者のための面接会などを開くなどして就職活動の場を設けていくにしています。

面接会に参加した男性は、「今回、希望していた会社には車いすのための設備が整っていないと言われ、残念でしたが、こういう機会があると、いろいろな会社の方と会えていいと思います」と話していました。