2008年10月3日 19時55分更新
県内の子どもたちの学力をどのように高めたらよいか話し合う委員会が岡山市で3日、開かれ、習熟度別のクラスにして学力に合わせた授業を行うなど、さまざまな意見が出されました。
この委員会は、子どもたちの学力を高めようと岡山県が今年度から開いているもので、岡山市で開かれた2回目の会議には、小中学校の教員やPTAなどの代表15人が出席しました。
はじめに県の担当者がことし4月に行われた全国学力テストの結果を説明し、県内の小中学生の平均正答率は2教科とも全国平均を下回り、去年よりも全国平均との差がひろがっていることを報告しました。
このあと、委員から発言があり、習熟度別のクラスにして学力に合わせた教材を使用するなどの対策を取った方がよいという提案や、授業のやり方や内容を見直す前に、まずは子どもたちが落ち着いて授業を受けられる環境を整えるべきだといった意見が出されました。委員会では、今年度中をめどに提言をまとめることにしています。