2008年 10月 3日 岡山駅突き落とし事件で少年を起訴 △▼ 今年３月、ＪＲ岡山駅で男性を線路に突き落とし死亡させたとして、１８歳の少年が岡山地裁に起訴されました。検察は、「少年である事を加味しても起訴すべき」としています。殺人などの罪で起訴されたのは大阪府大東市の１８歳の少年です。起訴状によりますと、少年は今年３月２５日の夜、ＪＲ岡山駅のホームで列車を待っていた岡山県職員の假谷国明さん（当時３８）を線路に突き落とし、列車にひかせて殺害したものです。岡山地検は「責任能力に問題はない。少年であることを加味しても、起訴すべき」としていて、少年は成人と同じように公開の法廷で刑事裁判を受けることになります。少年の起訴を受け、殺害された假谷さんの両親は「今も毎日が辛い時間です。命の重さを考え、加害者を適正な刑に処してほしい」とコメントしています。少年は捜査段階で「人を殺して刑務所に行きたかった」と動機を話し、家庭裁判所の精神鑑定で「特定不能の発達障害」と認定されましたが、「事件の重大性から刑事処分が相当」として、先月２５日、検察に逆送されていました。 元同級生の死体遺棄で男を送検 ▲▼ 元同級生の遺体を海に捨てたとして死体遺棄の疑いで逮捕された男が３日、高松地方検察庁に送検されました。送検されたのは丸亀市川西町北の配管工・富永公紹容疑者（３８）です。警察の調べによりますと富永容疑者は今年１月２５日ごろ、小・中学校の同級生で、高知市の無職、中平貴之さん（当時３７）の遺体を丸亀市の海に遺棄した疑いです。警察は２日、丸亀港で見つかった中平さんとみられる遺体の司法解剖を行った結果、年齢が３０歳から５０歳くらいの男性で死後、半年から１年が経過していることが分かりました。取り調べに対し富永容疑者は「中平さんと口論になり香川県まんのう町で殺害した。中平さんに金を貸していて金銭トラブルがあった」と供述しているということです。中平さんの両親によりますと中平さんは１月１９日に「善通寺市の友人に車を売ってくる」と言って家を出たまま、行方不明になったということです。 津山市の小学校でパソコン盗難 ▲▼ 津山市の小学校で児童の成績など約６００人分の個人情報が入ったパソコンなどが盗まれていたことが分かりました。パソコンなどが盗まれたのは津山市立佐良山小学校です。先月２６日の朝、教頭が出勤したところ、職員室のガラスが割られ、パソコン４台のほかデジカメや児童からの集金約１１万円が盗まれていました。パソコンには児童の名簿やテストの成績、地域のボランティアの名簿など合わせて６０６人分の個人情報が入っていました。これまでに情報の流出は確認されていないということです。学校は事件発覚後、警察に被害届けを出し、児童の保護者には文書で事情を説明したということです。 吉備国際大学がゴッホ作品のナゾ解明 ▲▼ ゴッホの名画、「ドービニーの庭」の謎を解明しようと、高梁市の吉備国際大学が今年６月から行っていた調査の結果が３日、発表されました。ドービニーの庭は、１８９０年、ゴッホが自殺する２週間前に描いた作品です。スイスには、ほぼ同じ構図の作品が現存しており、左下には、庭を横切る黒猫が描かれています。しかし、広島市の美術館にある作品に猫の姿はなく、同じ場所には、周辺とは色調もタッチも違う不自然な筆跡があります。猫は描かれていたのか・・この謎を解明するため、今年６月から高梁市の吉備国際大学などが科学調査を進めていました。美術館によりますとゴッホの死後、友人の画家がより作品を売りやすくするために加筆したのではないかということです。この作品は４日から、広島市のひろしま美術館で始まる特別展で展示されます。 岡山県が国民文化祭を開催する方針 ▲▼ 岡山県はさ来年秋の国民文化祭を予定通り開催する方針を決定しました。国民文化祭については岡山県が財政危機を受け、８月に発表した行政改革プランの素案で見直しの対象となっていました。しかし、県議会の全会派が開催に賛成したことや文化団体からの要望があったのをふまえ、予定通り、さ来年秋に開催する方針を決定したものです。ただし、開催にかかる費用は他の開催県の平均の半分以下となる８億円未満にするとしています。岡山県は「行革プランの発表で準備の中断を余儀なくされた多くの方におわびし、成功に向けて尽力したい」としています。 香川用水の取水制限再開 ▲▼ 台風などの影響による雨で一時的に解除されていた香川用水の取水制限が３日、再開されました。早明浦ダム上流域では先月２９日以降、６７．４ミリのまとまった雨が降り、吉野川水系水利用連絡協議会は香川用水への水の供給量を６０％カットする第４次取水制限を一時的に解除していました。ダムの貯水率は３日、午後５時現在、１５．６％まで回復しましたが、現在も平年の貯水率を７５ポイント余り下回る厳しい状況が続いています。 中西圭三さん母校で合唱 ▲▼ 歌手の中西圭三さんが母校の岡山市の中学校を訪れ、全校生徒と一緒に大ヒット曲を歌いました。中西さんは母校の岡山市の灘崎中学校で開かれた合唱コンクールに特別審査員として参加しました。この合唱コンクールは学校の伝統行事で、生徒たちは６月から自分たちで曲を選び、夏休みの間も練習を積んできました。そして、コンクールのフィナーレでは中西さんと全校生徒４９８人が一緒になって、中西さんが作曲した大ヒット曲、「ｃｈｏｏ・ｃｈｏｏ・ＴＲＡＩＮ」を熱唱しました。体育館全体が一つになって大きな盛り上がりを見せていました。中西さんは４日から始まるおかやま国際音楽祭にも出演する予定です。 美作市で住宅の離れなど４棟を全焼 ▲▼ ２日夜、美作市で住宅の離れや倉庫、合わせて４棟を全焼しました。けがをした人はいませんでした。２日午後９時４０分ごろ美作市豆田の無職大久保勝行さん方から火が出ているのを近所の人が見つけ１１０番通報しました。消防で消火活動に当たった結果、火は約３時間後に消し止められました。この火事で木造２階建ての離れや倉庫合わせて４棟、約３２０平方メートルを全焼しました。大久保さんは１人暮らしで、出火当時、家にいましたが逃げ出して無事でした。近所の人によりますと大久保さんの家の方から爆発音が聞こえたため、外に出たところ倉庫から火の手が上がっていたということです。 全国一斉飲酒運転取り締まり ▲▼ 今月１日から始まった全国一斉飲酒運転根絶キャンペーンに合わせ、警察は２日夜から３日未明にかけて全国一斉に飲酒運転の取り締まりを行いました。飲酒運転の取り締まりは岡山県では５７カ所、香川県では２４カ所の繁華街や幹線道路で行われました。このうち岡山市小橋町の新京橋では警察官１０人が車を止め、ドライバーが酒を飲んでいないか確認していました。取り締まりの結果岡山県では１０人が、香川県では３人がそれぞれ酒気帯び運転で検挙されました。この飲酒運転根絶キャンペーンは去年９月の飲酒運転厳罰化以降も飲酒運転による事故が後を絶たないことから、今月１日から１ヵ月間全国一斉に行われているものです。期間中、警察は引き続き取り締まりを強化するなどして飲酒運転根絶を目指します。 テングタケで食中毒 ▲▽ 丸亀市の３０歳代の女性２人が毒キノコのテングタケを食べ、頭痛や吐き気などの食中毒症状を訴えていたことがわかりました。症状はいずれも軽くすでに回復しています。２人は先月２８日、丸亀市の山で採取したテングタケなど複数の種類のキノコでスープと粥を作って食べたということです。テングタケは食べると死に至るケースもあり、県ではキノコを食べる時は種類を確認するよう注意を呼び掛けています。