爆発でロシア兵ら9人死亡 南オセチア「テロ」と非難【モスクワ3日共同】インタファクス通信などによると、グルジアからの独立を主張する南オセチア自治州の州都ツヒンバリで3日、相次いで2度の爆発があり、同自治州に駐留するロシア軍部隊の司令官は、ロシア軍の7人と市民2人の計9人が死亡したと述べた。少なくとも7人が負傷したという。 うち1回はロシア軍部隊の駐留本部付近で、爆発物を積んだ車が爆発した。実行犯の具体像は不明だが、自治州のココイトイ大統領は「グルジアの特殊部隊によるテロであることに疑いはない。和平実現の努力を破壊する行為だ」と非難した。 同自治州をめぐりロシアとグルジアは8月に軍事衝突。ロシアは欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領が仲介した和平原則に従い、今月10日までに南オセチアとアブハジア自治共和国周辺に設けた「緩衝地帯」から軍を完全撤退させると表明しているが、駐留ロシア軍に多数の死傷者を出した今回の爆発が撤退日程に影響を与える恐れもある。
【共同通信】
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