福山市内の本社主催スポーツ大会のうち、今年は山陽親善少年サッカー大会が第40回、山陽新聞社杯争奪軟式野球大会が第50回と、節目を迎えている。
少年サッカー大会は福山、府中市と神石高原町から小学生の57チームが出場して9月に開幕し、ベスト8が出そろったところ。予選会場の一つを訪ねたが、試合は白熱し、保護者らの応援で盛り上がっていた。プレーは、パスもシュートも高いレベルだと感じた。
運営してくださる福山サッカー協会や出場チームの監督さんらからは「子どもたちの夢をはぐくむきっかけになっている。これからも一緒に続けましょう」などと声を掛けていただいた。
福山市軟式野球連盟とともに開く軟式野球の方は、今回は記念大会。ABCの実力別3クラスに計110チームが出場して7月から試合が進み、各クラスのトーナメント戦が大詰めだ。
調べてみると第1回は1959年で、地域で続くどのアマチュア軟式野球大会よりも歴史がある。一時より参加数は減っているが、新チームの出場もあり、野球愛好者の熱い期待を感じる。
2大会ともこれだけ長く続けてこられたのは、福山サッカー協会、福山市軟式野球連盟をはじめとした多くの関係者の支えのおかげであり、心から感謝したい。福山支社としても、地域に根差した大会にかかわってこられたことを大きな名誉と感じる。
今後の両大会の充実とともに、今月予定される決勝に向け、好試合を期待している。
(福山支社・柏原康弘)