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求める施策で「地域医療」1位に/横浜市が市民意識調査結果まとめる
- 政治・行政
- 2008/10/03
市政に最も求める施策は「地域医療」―。横浜市は三日までに、市民にまちづくりや市政に対する満足度などを聞いた二〇〇八年度市民意識調査の速報結果をまとめた。市政への要望は、地域医療の充実を挙げる声が四割を超え、初めて一位となった。
同調査は六月から七月にかけて、外国人を含む横浜市内在住で二十歳以上の市民五千人を対象に調査表を郵送。調査員が後日訪問して回収した。回収率は77・5%。
それによると、市政への満足度は「バス・地下鉄などの便」(39%)が、昨年最も高かった「ごみの分別収集、リサイクル」(34%)を抜いて一位となった。ことし三月に開業したグリーンライン沿線の港北区は、昨年より23ポイント増の49%と最も高い上昇率を示した。
市政への要望は、昨年二位だった「病院や救急医療など地域医療」(41%)が一位に上昇。二位が災害対策(39%)、三位は「高齢者福祉」(38%)で、いずれも年々順位を挙げている。一方、昨年まで五年連続一位だった「防犯対策」(34%)が四位に下がり、社会問題化する医師不足や高齢化を反映した結果となった。
生活意識の面では、心配ごとを「自分の病気や老後のこと」とした人が40%で最多となった。三位の「景気や生活費のこと」は34%で、昨年より10ポイントの大幅増。「ない」と答えた人は12%で、一九七七年以来最も少なかった。
市は、来年一月に詳細な集計や分析を加えた報告書を公表する。
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