ご挨拶&試行錯誤の日々 - 2007/08/09

インターネットにおける深刻な名誉毀損、誹謗・中傷などによって、深く傷つき、砕け散りそうな善意と優しさを抱え、うずくまっている被害者の方へ――

このページは、同じ被害者の立場から、人の心の核をなす、優しさと善意を守ることを目的とし、情報を提供するページです。

被害に遭ってしまったら

【心構え】 インターネット世界の病魔

『自分はインターネットの世界で病気になったのだ』と理解しましょう。加害者達そのものを『病原菌(ウィルス)』と理解する ことで、自分が置かれている状況の本質が見えてきます。

【解説】 現実世界で、ウィルスが普通に空気中に存在するように、インターネット世界でも、彼らは普通にインターネット世界の『空気』中に存在しています。彼らは現実世界のウィルス同様、誰かが疲れて弱った時に、その隙や傷口から侵入します。
すなわち、日記などで発するSOSこそが、時に彼らのようなウィルスをも、呼び寄せてしまうのです。

【手順1】 隔離対策

感染・発症してしまった場合、ウィルスは放っておけば増殖するし、伝染します。
急務はウィルスそのもの、及び、あなた自身の隔離です。

掲示板等の閉鎖によって、まずはウィルスの侵入を遮断。
リンク集の閉鎖によって、リンク先への伝染を阻止。

【解説】 彼らは往々にして善人を装っていますが、平気で他人を巻き込み傷つけます。他人を巻き込まない人間が、他人を誹謗・中傷することに腐心するはずがないのです。友好サイトへのリンクは、対策方針がまとまるまで、まずは切っておいた方が無難です。

【手順2】 友人・知人に個別に事情を連絡しつつ、休養を取る。

反論しなければ、言いがかりを認めたことにされてしまいますよね。

――ですが、悪意を持った人間というのは、正当な反論を切り貼りし、並べ替え、抜粋して不都合な文言は誤字扱い、極めて卑劣な手管で、反論を全く異なる文意にして、新たな攻撃のネタにします。反論することで、事態はいよいよエスカレートするのです。
悪意に対して徹底抗戦、告訴の覚悟があるか。
まだ、そこまでエスカレートしていない場合には、ゆっくり休養しながら、考えてみて下さい。

【解説】 反論すれば、その正当性に関わらず、加害者側を刺激する ことになります。
例えば、私を誹謗・中傷するサイトに、狂言自殺のネタがあります。
自殺予告は私が掲載したものではありません。
加害者側が私の名を騙って掲載し、それを私が掲載したことにして、「自殺しなかった、狂言自殺だ!」としているのです。
彼らがいかに卑劣な偽善者で、手段を選ばないか。
『至極まっとうで、理路整然とした反論をすれば、ぐうの音も出ないはず』
この考えは大間違いで、悪意を相手にする場合、必要なのは 告訴の覚悟 です。
いじめで警察が動きますか?
明らかに加害者側が悪くても、違法でも、警察は『被害者が自殺』『被害者が加害者を他殺』した頃に、ようやく、動くものです。
ですから、悪意に反論したい場合に必要なのは、何よりも、告訴の覚悟だと、念頭に据えて下さい。

――ここまでのこと、彼らが病原菌だとわかってしまえば簡単な理屈です。「病気と闘うつもりなら、病院に行く覚悟をしろ」。

【手順3】 対策に乗り出す。

悪いことはしていないのだから、万単位のお金なんて払いたくない――
被害者なら思うことですが、現実世界の医療も、有料であり高額です。インターネットの世界でも、同じことなのです。

とはいえ、気持ちと事情はわかりますので、私の知っている範囲で、無料でできることも、紹介しておきます。

■ 警察に相談する ⇒ インターネット・ホットラインセンターに回されます。
■ インターネット・ホットラインセンターに通報する。
■ 法務省人権擁護機関に相談する。
■ 名誉毀損、誹謗中傷について、対策や相談所を、インターネットで調べる。
■ 無料の相談所を利用する。
■ 相手のプロバイダに通報する。

【解説】 タダより高いものはない――との格言通り、無料の対策を講じる場合、高い精神的苦痛に耐えて被害状況を説明しても、被害状況の改善はあまり期待できません。被害者としての経験から、藁にもすがる思いは理解できるのですが、被害が深刻なら、逆に、相談しない方がいいのかもしれません。心身に過剰な負荷がかかり、ぼろぼろになり、命に別状のある状態にさえ、なりかねないからです。あなたの血を吐くような相談は、残念ながら、同じ苦しみを抱えた多くの人々からの案件に、往々にして埋没し、失われてしまいます。

【手順4】 名誉毀損・信用毀損・侮辱罪などで損害賠償(慰謝料)を請求する。

インターネットで法務事務所を探します。面談での打ち合わせもあり得ますので、出来るだけ、遠くない事務所を探すのがよいと思います。
※ 経済的に余裕があるなら弁護士事務所が最善と聞きました。ただし、約五十万円の依頼料が負担にならない経済力など、私にはありませんでしたので、未確認情報です…(TωT)
※ 行政書士事務所・司法書士事務所・法務事務所であれば、依頼料は数万〜十数万円です。私はこちらへの依頼を糸口に、発信者情報の入手と、当該サイトの削除までこぎつけました。

☆ 必要な手続きと依頼料の一例 ☆
(1) プロバイダへの情報開示請求書作成 ⇒ 105,000円
(2) 内容証明郵便作成 ⇒ 15,000円〜
※ 私が依頼した事務所は30,000円でした。割高でしたが、丁寧にわかりやすく相談に乗って頂けたので、相談料と思っています。初めての場合「内容証明ってなに?」「どうして内容証明が必要なの?」と、超初心者な事から聞ききたいわけなので、初心者に優しそうな事務所がいいと思います。
(3) 告訴状作成 ⇒ 52,500円
※ まだ、ここまで進んでいません。また後日、詳細が判明し次第追記します。

【解説】 難しそうでいて、実際には、無料の対策よりはるかに簡単・迅速・効果的な手応えです。それというのも、難しい司法手続きは専門職の方が請け負って下さるからです。被害者がしなければならないのは、被害に関する簡潔で明瞭な資料作成くらいです。(司法機関に提出する用ではありませんので、書式にはさほど気を遣わなくて大丈夫です)

――見積もりを依頼したその日のうちに、相談内容を理解した、こちらが提示した加害者サイトが「名誉毀損罪及び侮辱罪に該当する可能性が十分にある」ことを肯定した返信が届くのですから、もう、感動的でした。

「ああ、なんて簡単なんだ!」と感じた最たるは、記事の不当性を削除させたい全項目に渡り説明する必要性が全くないこと。
『プロバイダへの情報開示請求書』を作るためには、山ほどあるネタのひとつでも『名誉毀損罪』に当たればイイ! その上で、弁護士さんや行政書士さんの署名が入ればそれでイイ!
プロバイダに個人で削除依頼を出す場合には、記事の不当性を削除させたい全項目に渡り説明しなければなりません。加害者側が流布しているネタのでたらめさ加減、全てに反論があるだけに、どう反論したものか、途方に暮れてきた被害者の方なら。
「任せて! ものすごく不当なんですこの記事! ひとつでいいなら、いくらでも説明してみせます!(゚∀゚)」と、キラキラしてしまうでしょう。これまで、ひとつの記事を削除させても、別の場所に別人を装って同じ内容で掲載されるだけと、絶望してきたからこそ! 湧き上がるこの喜び! 卑怯者をやっつけろ!!(≧∇≦)b

この先の詳細な手順や展開は相談する法務事務所・弁護士事務所・地元警察・相手プロバイダの出方次第となります。私にご案内できるのはここまでですが、この先は、司法書士さんや弁護士さんに相談しながら、頑張ってください。
私たち一人一人の努力が、より安心して利用できるインターネット世界の礎となるはずです。
皆様のご健闘をお祈りしています☆彡