公立邑智病院(島根県邑南町中野)の2007年度の決算認定が3日あり、1億8000万円の経常損失を計上した。邑智郡3町が06年度まで続けていた自主財源による補てんを見送ったためで1億円超の赤字は1994年の開設以来初めて。一方、入院患者の増加などで医業収益は伸びており、業績と経常収支が連動しない決算となった。
本年度は3町で計約1億3000万円を補てんする計画。来年度以降は一定額だけ補助し、経営努力で今回発生した累積赤字を解消してもらう方向で検討している。
07年度決算は、この日の郡公立病院組合議会で認定された。収益14億1000万円に対し、費用15億9000万円で、経常損失は前年度の約6倍。累積では193万円の黒字から1億8000万円の赤字に転落した。
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