第9回世界華商大会、大阪で閉幕 |
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2007/09/18 |
会期3日間の第9回世界華商大会は17日、大阪国際会議場で閉幕した。 閉会式には黄孟復中国人民政治協商会議(政協)全国委副主席・中華全国工商業連合会主席と許又声国務院僑務弁公室副主任が出席した。日本側からは二階俊博自民党総務会長、太田房江大阪府知事らが出席した。 許副主任はあいさつで、第9回世界華商大会は三つの面で成果を収めたと次のように述べた。第1はその権威性である。中日両国政府が非常に大きな関心と支持を寄せ、訪日中の賈慶林中国政協全国委主席が時間を割いて開会式に出席し、重要な演説を行った。日本の福田康夫自民党総裁候補がビデオを通じて大会を祝福した。第2はその開放性である。それはもはや単なる華商の集まりではなく、世界の華人を示す大きい舞台、日本の商業界との交流の大きな舞台になっている。第3はその専門性である。大会には経済、科学技術、文化などの12のテーマがあり、出席者が突っ込んだ研究・討論を行い、大いに得るところがあった。 太田知事もあいさつし、次のように述べた。現在、関西と中国の貿易額は日中貿易額の約3分の1を占めており、関西と中国の密接な関係が数字から読み取れる。初めて日本で開かれた世界華商大会の舞台が関西になった意味は大きく、これにより関西と華僑・華人交流の新しい1ページが開かれるだろう。 第9回世界華商大会・日本中華年組織委員会執行委員長の蒋暁松氏は、今大会では華商相互間および華商と日本国民間の交流の面で有益な試みを行うとともに、大会の文化的特色および文化と経済の結びつきを際立たせるよう努力したとの考えを示した。 世界華商大会秘書処(事務局)責任者の霍震寰氏は閉会式で、第10回世界華商大会を2009年にフィリピンで、第11回世界華商大会を2011年にシンガポールで開くと発表した。閉会式では会旗の引き渡し式が行われ、陳永栽第10回世界華商大会主席が黄耀庭第9回世界華商大会・日本中華年組織委員会主席から会旗を受け取った。 今回の世界華商大会のテーマは、「和合・ウィンウィンによって、世界に恵みをもたらす」で、30数カ国・地域の3000人余りの華商が参加し、過去最大の規模となった。 世界華商大会は2年に1回開かれる。1991年シンガポールで初めて開催され、その後中国、タイ、カナダ、オーストラリア、マレーシア、韓国で開かれている。 (大阪9月17日発新華社)
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