累積赤字1163億円圧縮 大阪市、給与カット効果大阪市は3日、2017年度までの中期的な「財政収支概算」を発表した。平松邦夫市長が9月に公表した全職員の給与5%カットなどの経費削減策の素案による効果で、6月時点の概算では1194億円としていた17年度の累積赤字額が31億円に大幅に減る見通し。1163億円圧縮できることになる。 概算によると、景気低迷の影響で市税収入は減るが、交付税の確保や、人件費削減の結果、16年度以降の単年度収支が黒字になるとしている。 平松市長は記者会見で「素案を基に市民や議会の意見を聴いて改革を進めたい」と、決意を強調した。 ただ素案には、高齢者が市営バスなどに無料で乗れる「敬老パス」に利用上限額を定めることが盛り込まれ、市議会が強く反発している。
【共同通信】
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