参院本会議で答弁する麻生首相=3日午後 首相、恒久法制定に前向き 自衛隊随時派遣へ麻生太郎首相は3日午後、参院本会議の代表質問で、自衛隊の海外派遣を随時可能にする「恒久法」の制定に前向きな考えを表明した。集団的自衛権の行使を禁じてきた政府見解に変わりはないとした上で、今後は憲法解釈変更も含め幅広く議論すべきだとの立場を重ねて示した。 衆参両院の3日間の代表質問が終了。国会は週明けから衆院予算委員会に論戦の舞台が移る。 恒久法については「迅速、効果的に国際平和協力を実施していくため望ましい。日本の基本的方針を内外に示す上でも有意義だ」と指摘。ただ具体的な制定時期に関しては「与党内の議論を含めた国民的な議論の深まりを十分踏まえて進める」と述べるにとどめた。 集団的自衛権行使をめぐっては「従来、政府は憲法上許されないとしており、今でもその立場は変わらない」と表明。同時に「重要課題であり、これまでも議論があったことを踏まえ、解釈について十分に議論が行われるべきだ」と述べた。
【共同通信】
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