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あの人は今こうしている 柳家さん吉(落語家)

 日本テレビの名物番組「笑点」から“出世”した噺家は多い。きょう登場の柳家さん吉師匠もそのひとり。1969年に大喜利メンバーに起用されて名前を売り、降板後はワイドショーのリポーターにテレビCMとお茶の間に身近な落語家だった。しかし、最近はブラウン管にほとんど登場しない。さて、今どうしているのか。

「近況? たまに故郷の新潟県人会から声がかかったり、お寺の法会に呼ばれて講演したりもするけど、ふだんは寄席と我が家を行ったり来たりですよ」

 浅草演芸ホールに近い喫茶店で会ったさん吉師匠、まずはこういった。

「ただ、今年は小さん師匠の七回忌にあたりましてね。新宿末広亭で追善興行の『小さんまつり』があったもんだから、それでちょっとバタバタした。三回忌と同様に、連日超満員でしたよ。師匠も草葉の陰で喜んでいただろうと思います。次は十三回忌。しかし、それまでに古株連中の中からお迎えが出るかもしれないな、ハハハ」

 さん吉師匠は先代小さんの数少ない内弟子のひとり。57年に入門して以来、長きにわたってこの人間国宝の人となりを見てきた。

「アタシは師匠の剣道の稽古相手でもあったでしょ。その分、師匠のことは他の弟子より知ってるつもり。さっぱりした気性で、フトコロが深い人でね。まだ二つ目だったアタシがテレビに出るときも、“一生懸命やりなよ”ってな具合。なんでも自由にやらせてくれました」

●「声をかけていただければいつでも出ます、って大きく書いといてくださいな」

 さん吉師匠のお茶の間デビューは69年。「笑点」だった。

「林家三平師匠の口利きがあったんですよ。司会はマエタケ(前田武彦)さんで、次の三波伸介さんのときも少しからんだ。もっとも、答えるときの手を挙げるタイミングが悪くて、1年ちょっとで降ろされちゃった」

 その後、「アフタヌーンショー」(NET=現テレビ朝日)のリポーターに起用され、文化放送の「サントリー出前寄席」のレギュラーになった。

「『アフタヌーンショー』は地方の特産物を紹介する“各駅停車ふるさとめぐり”ってコーナーね。全国を回れる楽しい仕事だったけど、これも1年で降ろされた。でも、『出前寄席』は18年ほどやりましたよ。毎月、給料みたいにギャラが振り込まれ、いい思いをさせてもらいました」

 73年、真打ち昇進。しかし、テレビの露出はだんだん減っていった。

「真打ちになって、落語に身を入れようと心したわけ。それで寄席中心に活動を始めたら、いつの間にかテレビからお呼びがかからなくなった。声をかけていただければいつでも出ます、って大きく書いといてくださいな、ハハハ」

 新宿区内に夫婦ふたり暮らし。サラリーマンの長男(40)と「くれい響」の名前で映画評論をしている次男(37)がいる。

(日刊ゲンダイ2008年9月30日掲載)


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