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| 飲酒検問をし、ドライバーに事故防止を呼び掛ける警察官＝２日午後８時３０分ごろ、川口市前川２丁目 |
飲酒運転根絶に向けて、全国の警察は二日夜から三日朝にかけて、繁華街周辺や主要幹線道路などで、一斉に飲酒運転の取り締まりを実施した。
埼玉県警は、計五百三十五人体制で計四十四カ所で検問。通行車両を止め、風船に空気を吹き込む呼気検査や採血検査の二種類で飲酒の有無をチェックした。採血検査は明らかに飲んでいると分かった場合に行われ、現行犯逮捕になる可能性もある。
昨年九月に厳罰化された改正道交法が施行され、県内の飲酒運転の検挙数は、改正前の一年間と、改正後の一年間を比べると千九百二十人減少し、飲酒運転による事故も八十二件減少している。酒類提供などのほう助犯の検挙は、改正後三十九人。特に同乗罪は二十九人と厳しく取り締まっている。
県警交通指導課は「法改正後、飲酒運転は減少しているが、根絶はしていない。継続的に取り締まりを行い飲酒運転を抑止したい」と話した。
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