FARCE −Clown's ethics−
ネオグロテスクな毎日
DATE: 2006/07/31(月)   CATEGORY: 予備校のお仕事
神の手
今日は、3年前の生徒が就職活動の履歴書の添削をしてほしいと久しぶりに
うちの予備校に来ました。
本当は金払ってない(国家試験対策ゼミとってない)生徒にはこういうの
やらないんだけど、まあ仲の良い生徒だったので、特別に個人的にやって
あげることにしました。

彼女は本当におもしろい人物で、学生なのにすでに部長みたいな表向き。
話し方とか、言うこととか、態度とか、どこをとってもキミは部長!
実際、病院での実習中も(彼女はナース志望)現役の看護師と言い争って
勝ってしまったらしいし(笑)。

彼女いわく、わたしの願書添削は「神の手」らしいです。
まぁ、たしかに得意です、願書添削。
毎年山のように添削してますが、まったく苦に感じません。
なんかねぇ・・・勝手に手が動くんですよ(笑)。
やっぱり「神の手」?

そんな彼女のお世辞に乗せられて、いろいろアドバイスしてたら、気づけば
労働時間12時間越え。
明日大きなイベントを実施するので、その準備をしながらの対応でなかなか
大変でした。
帰りも途中駅まで一緒に帰りましたが、本当におもしろい。
この子ならちょっと、身を任せてもいいかも・・・。
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DATE: 2006/07/29(土)   CATEGORY: 予備校のお仕事
地続きの歴史
今日の新聞でこんな記事を見つけました。

九九・都道府県名、高学年までに習得…都が最低限基準

 小学校高学年までにかけ算の九九をマスターし、都道府県名を覚え、燃焼の仕組みを理解する――。学力低下に歯止めをかけようと、東京都教委は2008年度をめどにすべての小中学生に身につけさせる最低限の学習基準「東京ミニマム」(仮称)を策定する。
(中略)
 小中学生の学力低下は、文部科学省の国立教育政策研究所が今月14日に公表した学力調査結果でも浮かび上がった。それによると、漢字の書き取りでは小4の「チームのシュリョク(主力)になる」、中2の「輝かしいコウセキ(功績)を残す」の正答率がともに2割以下。計算問題では足し算とかけ算の交ざった「3+2×4」の正答率が小6で6割を下回った。                    (読売新聞)




うんうん、それが良いでしょう。うん。
だって、うちの生徒でも耳を疑うようなことを言う子がいるもん。

たとえばーーーー

●「アメリカの首都は?」→「・・・カナダ!」
 ・・・それ、両方とも国名だから。

●「富士山ってどこにある?」→「栃木?」
 ・・・ほほぅ。

●日本地図を書かせると、四国のあるあたりに島が2つ・・・。
 1つの島を指差し、「ここには何県があるの?」と聞くと「名古屋?」
 (ちなみにもう1つの島に何があるかはわからないらしい)
 っていうか、名古屋って島だったんだーーーっ、みたいな(笑)

●「日本が最後にした戦争の名前は?」→「・・日清戦争?」
 「じゃあ、なんで中国や韓国の人たちがあんなに日本を敵視してるか
  わかる?」→「・・・島国だから?」
 ・・・もはや、意味不明です。

とにかく、今の高校生は一般常識に弱いですね。
どこで習うの?と聞かれても困るけど、これは知ってるだろ!と言いたく
なるような、本当の一般常識。

たぶん、「一般常識」が抜けてるというよりも、「世間で起こっていること」
が「自分に関係あること」として受け止められないんでしょう。
つまり、「関心がない」だけなんですね。

戦争のことなんかは、特にそうだと思います。
よくよく話すと、知識として「1945年ポツダム宣言」とかは知ってて、
「それが第2次世界大戦で、日本は無条件降伏したんだよ」って言うと、
「あ、そうかぁ!そうだよね、1945年って60年くらい前の話だよね」
とか言うんです。
つまり、知識としての「戦争」は知ってても、それが「つい60年前に
自分の国で起こったこと」と繋がらない。
60年前の戦争と、60年後の今現在が、「地続きの歴史」であることに
自覚が持てないんだと思いました。

わたしは祖父が陸軍にいた話とかよく聞いていたので、小さい頃からそういう
のはきちんと分かってる子どもだったと思います。

第一PIERROTを好きな人で戦争に関心のない人間はいないでしょう。
『ラストレター』にしろアルバム『ID ATTACK』にしろ、戦争を無視できない
ですからね、PIERROTの楽曲は。

「自分の国のために戦うか」なんていうアンケートの結果で、「戦う」と
答えた人間の数が、日本は最下位だったと聞きました。
・・・そりゃ、関心のない国のために戦う気はしないだろうねぇ。。。
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DATE: 2006/07/22(土)   CATEGORY: 予備校のお仕事
イライラ
やりたい仕事があるのに、他の雑務に追われて手を付けられないとき。
仕事の新しいアイデアはあるのに、それをうまく形にできないとき。
他の人にジャマされて、自分のペースで仕事ができないとき。
仕事に対して責任感を持たない人間を見たとき。


いろんな要因があるけど、仕事中に思わずイライラしてしまう。
まだまだ人間ができてませんな。

だけど、そのイライラはわたしを前へ推し進める力を秘めている。
一歩間違うとはた迷惑になるけど。


仕事ってチームワークだ。
どんなにいいアイデアを持っていても、どんなにやる気があっても、
1人では何もできない。
それは、こないだのライブでキリトさんが言ってたことと同じだ。

わたしは無力だ。

いろんな人の助けがないと何もできないし、いろんな人に支えられて
初めて力が発揮できる。

やり方はバラバラでも構わない。
それでも、目標は同じであるべきだ。

やる気のない人間や責任感を持たない人間はさっさとやめてもらいたい。

仕事の出来は、そのやる気では判断されない。
結果がすべてだ。
それが学校と職場の決定的な違いだ。
重要なのはやる気ではなく、能力だ。

やる気も能力もない人間は、即刻消えるべきでしょ?

都心の人たち・・・聞いてますか?
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