岡山放送局

2008年10月2日 19時48分更新

遺体で見つかった女性の告別式


岡山市の男からストーカー行為を受けていると警察に相談していた女性が遺体で見つかった事件で、女性の告別式が2日、岡山市で行われ、親族や友人などが最後の別れをしました。

この事件は、先月29日、岡山市の新岡山港で市内の会社員、杉本文さん(24)が遺体で見つかり、「杉本さんを殺した」と話している男から、ストーカー行為を受けていると警察に相談していたことがわかったものです。

杉本さんの告別式が2日午後0時半から自宅近くの斎場で行われ、親族や友人、会社の同僚など、およそ300人が参列しました。

告別式を前に、杉本さんの親族は、「こんなむごい事件に可愛い将来のある娘が巻き込まれ、誠に無念です。今後はこのような事件が二度と起きない事を祈るのみです」というコメントを発表し、改めて、悔しい思いを訴えていました。

車や服が好きだったという杉本さんのひつぎには、車の模型やお気に入りの着物、それに思い出の写真などが入れられ、花束も添えられました。

会場では涙をこらえられずに目頭をハンカチで押さえる人の姿も見られ、突然、事件に巻きこまれて亡くなった杉本さんを悼んでいました。
杉本さんのひつぎを乗せた車が葬儀場を出ると、参列した人は手を合わせて、最後の別れを惜しんでいました。