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産科医減少:県、食い止めへ今月から県立病院勤務医に分娩手当を支給 /山形

 産科医減少を食い止めようと、県は県立病院の勤務医に、時間外の普通分娩(ぶんべん)で1件1万円、40歳以上の初産などのハイリスク分娩で2万円の分娩手当支給を10月から始めた。

 県立病院課によると、昨年度の県立病院での分娩数は、▽県立中央病院528件▽河北病院258件▽新庄病院531件--に上る。しかし、産科医数は、最も多い県立中央病院で4人、河北と新庄は2人しかいない。

 特に、最上地域の医療機関減少のため、新庄病院は分娩が集中。02年度213件だったが、昨年度は倍以上に増えた。産科医からの処遇改善を求める声が上がっていたという。

 同課の松田一彦課長は「いつ生まれるか分からず産科医は夜間も待機しなければならない。これ以上産科医が減れば対応できなくなる」と説明している。

 山形大病院などは既に分娩手当を支給している。【林奈緒美】

毎日新聞 2008年10月3日 地方版

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