2008年 10月 2日
死体遺棄容疑で丸亀市の男を逮捕
元同級生の男性の遺体を海に捨てたとして、警察は2日、丸亀市の男を死体遺棄の疑いで逮捕しました。男の供述通り遺体が見つかり、警察は殺人の疑いでも調べを進める方針です。逮捕されたのは、丸亀市川西町北の配管工富永公紹容疑者(38)です。警察の調べによりますと富永容疑者は今年1月25日ごろ、小・中学校の同級生で高知市の無職、中平貴之さん(当時37)とみられる遺体を丸亀市の海に遺棄した疑いです。富永容疑者の供述にもとづき、警察が丸亀港を捜索したところ2日、午前9時45分頃、白骨化した男性の遺体が見つかりました。警察によりますと中平さんは今年1月下旬に昔住んでいた香川県に行ったまま行方不明となり、両親が1月下旬、捜索願を出していました。警察の取り調べに対し富永容疑者は金銭トラブルから口論になった末、中平さんを殺害したと供述していて今後、殺人の疑いでも調べを進める方針です。

倉敷チボリ公園の回転遊具で事故
2日午後、倉敷市の倉敷チボリ公園で修学旅行中の養護学校の生徒が遊具から落ち、足の骨を折る重傷を負いました。事故があったのは、倉敷チボリ公園にある回転式ブランコ、スカイウェーブです。2日午後0時50分ごろ福岡県から修学旅行で、公園を訪れていた養護学校中学部3年の男子生徒が、ブランコの座席から約4メートル下に落下しました。男子生徒は病院に運ばれましたが、左足の骨を折るなどし、重傷です。公園によりますと、ブランコをスタートさせる前に乗っていた22人全員が安全ベルトを締めているのを確認していたという事です。警察がなぜベルトが外れたのかなど事故の詳しい原因を調べています。

鳥インフルエンザ訓練
渡り鳥が行き来するシーズンを前に鳥インフルエンザの発生に備えた訓練が、2日、岡山市で行われました。この訓練は2003年から毎年行われているもので、6回目の今年は岡山県や中四国農政局、自衛隊などから約180人が参加しました。養鶏場で鳥インフルエンザが発生したという想定で、ウィルスから身を守る防疫スーツを着用したり、感染した鶏を処分する模擬訓練が行われました。参加者は密閉したケースに炭酸ガスを充満させて鶏を処分した後、焼却処分場へ運ぶトラックに積み込んでいました。鳥インフルエンザは渡り鳥が行き来する秋から春先にかけて、特に警戒が必要で、岡山県では、「訓練を通じて、発生した時の対応能力を高めたい」と話しています。

秋の修学旅行専用新幹線出発
秋の修学旅行シーズンの到来です。JR岡山駅では2日、修学旅行専用の新幹線の第1便が関西方面に出発しました。JR岡山駅を出発したのは岡山市立西小学校など市内の小学校9校の児童、約980人です。一行は1泊2日の日程で、大阪のユニバーサルスタジオジャパンや、京都の金閣寺などを巡ります。子供たちは、これから始まる楽しい旅を待ちきれない様子でした。JR西日本岡山支社によりますと、修学旅行専用の新幹線は今月23日までに9本運行され、約8600人の児童が利用する予定です。

坂出市の産廃処分場で現場検証
県外から持ち込んだ産業廃棄物の量を県に偽って報告した疑いで、警察は、坂出市にある産廃処理業者の処分場で現場検証を行いました。廃棄物処理法違反の疑いで現場検証が行われているのは坂出市府中町にある産廃処理業者、「新光開発」の処分場です。警察の調べによりますと新光開発は去年10月、トラック百数十台分の産廃を県外から処分場に持ち込んだにも関わらず、香川県に対し10数台分しか持ち込んでいないとするうその報告をした疑いです。県からの告発を受けた警察は今年4月に事務所などの捜索を行い、産廃の搬入量などを裏付けるため2日、処分場の現場検証を行っているものです。警察は、新光開発が許可されていない廃棄物の持ち込みを隠そうとうその報告をした疑いもあるとみて調べを進めています。

倉敷市で住宅火災、1人死亡
1日夜、倉敷市で住宅を全焼し、この家に住む一人暮らしのお年寄りが死亡しました。1日午後8時15分ごろ、倉敷市船穂町の無職、安原忠さん(84)の住宅から煙が出ていると、近所に住む女性から119番通報がありました。消防が消火に当たった結果、火は約45分後に消し止められましたが、この火事で、木造モルタル瓦ぶき2階建ての住宅約270平方メートルを全焼し、1階の台所付近で安原さんが倒れているのが見つかりました。安原さんは救急車で病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されました。警察と消防で2日朝から実況見分をして出火原因を調べています。

岡山市で路線バスと軽乗用車衝突、2人けが
2日、午後2時前、岡山市国富の国道で路線バスと軽乗用車が衝突しました。バスには乗客18人が乗っていて、このうち77歳と64歳の女性2人が軽いけがをしました。路線バスは、岡山駅から瀬戸駅に向かう途中で、乗客は、別のバスに乗り換えて出発しました。警察では、軽乗用車の男性が後ろをよく確認せずに車線変更したとみて調べています。

知事選告示まで1週間・懸垂幕と政見放送
岡山県知事選の告示まで1週間に迫りました。県庁には2日、投票を呼びかける懸垂幕が掲げられました。懸垂幕は幅1・8m、長さ15mで10月26日の知事選投票日が大きく記され、投票への参加を呼び掛けています。岡山県知事選の前回の投票率は37.99%と戦後2番目に低かったため、県選管では、こうした啓発活動で投票率を40%台後半に上げたいとしています。懸垂幕は、市町村役場やデパートなど41カ所に掲げられます。一方、岡山市のOHK本社では、立候補予定者の政見放送の収録が行われました。政見放送は、公職選挙法で定められていて候補者が5分半以内で政策を訴えます。今月9日の知事選告示後に放送される事になっています。

製麺業者などが「年明けうどん」PRへ
讃岐うどんの消費拡大を目指した新たな取り組みです。香川のうどん業者がお正月にうどんを食べる新しい習慣を全国に広めていくことになりました。この取り組みは2日、うどん業者などで作るさぬきうどん振興協議会が発表したものです。大みそかの「年越しそば」にならって、元旦から1月15日までに食べるうどんを「年明けうどん」として、全国に広めます。協議会では太くて長いうどんを長寿を祈る縁起物と位置づけていて、年の初めにうどんを食べて、人々の幸せを願おうという思いを込めています。ロゴマークを作成し、全国のうどん店などにも協力を求める他、来年のお正月には、県内でPRイベントを計画しています。協議会では、この取り組みをきっかけに、原料の小麦粉の高騰などで厳しい状況が続くさぬきうどん業界を活性化させたいと話しています。