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たま駅長の効果11億円 経済波及を試算
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たま駅長の経済効果は11億円−。関西大大学院の宮本勝浩教授は3日までに、和歌山電鉄貴志川線の無人駅「貴志(きし)駅」(和歌山県紀の川市)で駅長を務める三毛猫「たま」の就任1年間の経済波及効果をまとめた。
試算によると、就任した2007年1月からの1年間は、乗客が前年より約5万5000人増え、運賃収入だけで約1500万円増。写真集や関連商品の波及効果は約2700万円と算定、隣接する和歌山市の観光客増にも貢献したと推計した。
一時は廃線寸前まで追い詰められた貴志川線。たまが駅長に就任して以降、写真集やDVDが発売されるなどアイドル並みの人気が出て、全国から観光客が訪れている。
宮本教授は「猫を駅長にするという奇抜なアイデアで、町おこしが大成功した」と話している。
※写真=写真集やDVDが発売された和歌山電鉄貴志駅の猫駅長「たま」=9月
(共同通信社)
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