本格的な秋の訪れを感じる中、高千穂町では、2日朝、雲海が見られ、幻想的な風景が広がりました。高千穂盆地を臨む、標高513メートルの国見ヶ丘では、日の出前から、朝霧が山々に沈み、雲海が姿を現しました。雲海は、風が無く、晴れて冷え込んだ朝に見ることができると言われています。2日朝の高千穂は、最低気温が11度8分と、10月中旬並みの冷え込みとなり、ゆったりと流れる真綿のような雲が、幻想的な世界をつくり出していました。高千穂の雲海は、夜神楽が始まる11月下旬まで見ることができます。
1日、大阪・ミナミの個室ビデオ店で、15人が死亡する火事があり、46歳の男が逮捕されました。この事件を受け、2日宮崎市でも、インターネットカフェなど、類似店舗の特別検査が行われました。この事件は、1日午前3時ごろ、大阪市浪速区の個室ビデオ店で火災が発生し、利用客の男性15人が死亡、客として訪れていた46歳の男が、殺人と放火の疑いで逮捕されたものです。(中木場記者リポート)「大阪で起きた火災は、店側の設備の不備も指摘されています。これから、こちらの店舗では緊急の立ち入り検査が始まります」事件を受け、宮崎市では、2日、消防や市の職員約20人が、インターネットカフェやカラオケボックスなど、類似施設34店舗を、緊急に立ち入り検査しました。消防署員らは、店内の消防設備や避難通路を確認したり、個室内に燃えやすいものが置かれていないかなどを、細かくチェックしていました。(宮崎市消防局予防課・杉田武俊さん)「(店側には)消火設備の維持管理をきちんとして頂くことと避難経路の確保をして頂くこと、(利用客には)階段などに物が置いてあって、避難できるかどうかなど確認して使用していただきたい」消防法の改正により、インターネットカフェや個室ビデオ店などでは、1日から、火災報知機の設置が義務づけられています。このため消防では、店側に徹底を呼びかけるとともに、火災の未然防止に力を入れたいとしています。
川南町の自宅で男の赤ちゃんを出産し、遺体を自分の部屋に隠していた専門学校生が、2日、死体遺棄の疑いで、警察に逮捕されました。捕まったのは、川南町に住む19歳の専門学校生です。警察の調べによりますと、この専門学校生は、9月19日の午前3時ごろ、自宅で男の赤ちゃんを出産し、遺体をそのまま自分の部屋に隠した疑いです。調べに対し、この専門学校生は、容疑を認めていて、「まわりの人に出産がばれるのが怖かった」と供述していると言うことです。専門学校生は、家族と一緒に暮らしていますが、家族は、妊娠や出産に気付きませんでした。警察では、男の子の司法解剖を進めていて、殺人容疑も視野に、捜査する方針です。
食への関心が高まる中、みやざき地頭鶏の生産者が、日本一のブランドを目指し、協同組合を立ち上げました。東国原知事のトップセールスもあり、全国的なブームが続いている宮崎の地鶏。中でも、「みやざき地頭鶏」は、県内最高級の地鶏として知られ、その出荷量は、昨年度が45万羽、今年度は、50万羽を超える勢いです。こうした中、「みやざき地頭鶏」の品質向上と販路拡大を図ろうと、生産者48人が協同組合を発足させることになり、2日、宮崎市で創立総会が開かれました。総会には、東国原知事も出席し、協力を約束しました。(東国原知事)「私もPRしてきて、全国的にこの地頭鶏は本当においしいと言われる。今後とも一緒に連携して頑張っていきたい」協同組合では、飼料などを一括購入してコスト削減を図るほか、販売ルートの開拓も協力して進めることにしています。(川野郁夫理事長)「生産拡大というのが1つとやはり安心・安全、宮崎を代表する鶏なので、そのあたりを考えていかないといけない」協同組合では、今後、地域ブランドの保護を目的とした地域団体商標の取得を目指し、「みやざき地頭鶏」を日本一のブランドに育てたいとしています。
汚染米問題で風評被害が出ています。県が、汚染米の流通業者として公表された、県内62の菓子製造業者を対象に行ったアンケートの結果、回答した26業者のうち、24の業者が、「売上げが減った」と答えたことが分かりました。売上げが減少した割合は、2割から3割が15業者、4割から5割が6業者、8割以上という答えも、2業者ありました。また、店の名前を公表された後、スーパーなどから取り引きを断られたケースも、9業者、16件あったということです。
医師不足など、県北医療の課題について話し合う、「医療問題懇話会」の初会合が、2日、延岡市で開かれました。懇話会は、延岡市や県立延岡病院、それに医師会の代表など14人で構成されていて、医師不足の現状報告の他、延岡市から財政支援案も報告されました。懇話会では、医師不足の解消や救急医療の充実をめざし、今後、協議を重ねていくことにしています。
花園出場をかけた、全国高校ラグビー県予選の組み合わせが決まりました。まずは、Aパートです。7年連続、18回目の花園を目指す第1シードの高鍋は、2回戦からの登場、第4シードの延岡星雲は、初戦で宮崎工業と対戦します。続いて、Bパートです。去年、決勝で涙をのんだ第2シードの日向は、初優勝を目指します。都城勢3校もこのパートに集まりました。全国高校ラグビー県予選は、10月30日に開幕、MRTテレビでは、11月9日の決勝戦の模様を、午後1時半から生中継でお伝えします。
お年寄りや学生など、市民の公共交通機関として、日南市で、コミュニティバスの運行が始まりました。コミュニティバスは、日南市が、廃止された路線を引き継いで、代替バスを運行させ、市民の足を確保するものです。日南市では、15人乗りのマイクロバスを2台購入し、宮崎交通に委託して、JR日南駅を発着点に、山間部の細田地区や酒谷地区と、市街地を結ぶ12の路線で、2日から運行を始めました。2日は早速、谷口市長もバスに乗り込み、病院に通うお年寄りや、買い物客たちと一緒に、乗り心地を確かめていました。料金は、距離に関係なく、一回乗るごとに大人が200円、小中学生が50円となっていて、手軽に利用できるコミュニティバスによって、利便性の向上が期待されています。
9月30日まで10日間に渡って行われた、秋の全国交通安全運動の期間中、県内では、約250件の交通事故が発生し、高齢者を中心に3人が、事故で亡くなりました。県警察本部によりますと、9月21日から30日まで行われた、秋の全国交通安全運動の期間中、県内では、去年の運動期間中に比べて、8件多い、247件の事故が発生しました。期間中、交通死亡事故は3件発生し、高齢者2人と、20歳代の若者1人の合わせて、3人が亡くなりました。そして、けがをした人の数も、去年の運動期間中に比べると、23人多い317人に上りました。このうち、65歳以上の高齢者が事故を起こしたり、被害にあったケースは、去年の3倍以上の72件となり、全体の約3割を占めました。また、交通違反の取り締まり結果を見てみますと、シートベルトやチャイルドシートの着用義務違反が、去年より大幅に減少した一方、酒気帯び運転が5件増えて、16件となりました。
台風15号の影響で延期になっていた、楠並木KONNE市が、2日から始まりました。この催しは、地場産品の消費拡大を図ろうと、県物産振興センターが、定期的に開いているもので、今回は、台風15号の影響で、予定より2日遅れての開催となりました。県庁楠並木通りで始まったKONNE市には、小林のナシやブドウ、それに、串間のかんしょを使ったお菓子など、17市町村から、約200種類の品が販売されています。会場には、朝早くから、観光客や買い物客が訪れ、味見をするなどして、お気に入りの品を買い求めていました。また、会場では、鮎の塩焼きの実演販売もあり、辺り一面に香りを漂わせながら、人気を集めていました。この楠並木KONNE市は、宮崎市の県庁楠並木通りで、2日と3日、午後4時半まで開かれています。