2008年09月30日(火)
ペンダントにQRコード 緊急時の連絡先など情報発信
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清水商会が開発した医療情報を発信できるQRコード付きペンダント |
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アクセサリー企画・製造の清水商会(甲斐市富竹新田、清水宗哲代表)は、持病やアレルギーのある人向けにQRコード(2次元バーコード)から自分の常備薬や緊急連絡先などの情報を伝えられるペンダントを発売した。
商品名は「リリーフ・トゥー・ユー(安心をあなたに)」。地金に彫り込まれたQRコードを携帯電話で読み取ると、血液型や持病、アレルギー、緊急時の連絡先、かかりつけ病院などの情報が画面上に表示される。更新可能なムービータイプ(1万2000円)とテキストタイプ(1万円)の2種類で、いずれもシルバー製。
同社は以前からQRコード付き商品を展開していて、アレルギー障害のある顧客の要望がきっかけで新商品を開発した。同社によると、アレルギーによって体に合わない薬の投与が命にかかわることもあり、適切な治療を受けるために自らの医療情報を医師に伝える必要がある。清水代表は「事故などに巻き込まれて口頭で伝えられない場合も、身に着けたアクセサリーで身元確認ができ、救急隊員や医師に注意事項を伝えられるアイテムとして役立ててほしい」と話している。
現在は同社ホームページからのネット販売のみだが、介護用品メーカーや医療機関などに売り込み販路を広げる。3年後には年間2500本の売り上げを目指す。
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