2008-09-24
【成功する管理・監督者の条件】 （その７２） 『社員研修アラカルト』 （２７） 「（加筆再投稿） 部下とのコミュニケーションを図るには、詰問せずに質問しよう。� �
社員研修講師『ブログ寺子屋』, 管理者研修講師, | |
人の気持ちの浮き沈みは激しいものです。ですから、人間の原理ともいえる「心理」についても理解を深めることが、職場リーダーには求められています。ちなみに、ビジネスコーチングでは、これをスキルの一つとして指導しているようです。
あなたの職場でも、年に１〜２回は人事考課の時期に合わせ上司との面談があることでしょう。
部下との面談などで質問する時には、「松木君が今仕事上関心をもっていることは何ですか？」と、最後に「か？」をつけるのが普通である。しかし、「か」は威嚇音であり相手に抵抗感が生じるため、できれば使わないようにしたほうがよい。
同じ聞くのでも「松木君が今仕事上関心をもっていることは何？」と体言止めにすると、コミュニケーション上では親しみが感じられるものである。
以前友人と久しぶりに会った時、飲み屋へ行く道すがら、「奥さんは元気？子供さんはいくつになった？ 通勤時間はどの位かかるの？ 今どんな仕事をしているの ？・・・・・・」と矢継ぎ早に聞いたことがある。最初答えていた友人が、「オィ待てよ。松木はいつから刑事になったんだい」と言われたことがある。確かにこれでは尋問であり、相手に反抗心や警戒感を抱かすことになる。これは、聞きっぱなしをしたことがまずかったと反省し、以後気をつけている。
また、同じ聞くにしても聞きっぱなしにせず、「好きな作家は？ホホォ、その作家のどこに惹かれたの？」とさらに質問し話を深めていくことも大切である。その場合には「間」をおきながら、「なぜ」とか「どうして」などと言葉を変える工夫も必要である。
但し、うっかりして部下の私生活に踏み込まない注意が必要である。
ただ、生活指導（広義のＯＪＴ）をするには、知りたいところですがね。それでいて去年の警察不祥事のように問題が起きると、「部下指導ができていない」と、管理責任を問われるのですから、管理者も何かとご苦労の多いことと拝察します。
質問の基本型としては、事実的質問・誘導的質問･示唆的質問・報告的質問・促考的質問などがあるが、これと過日書いた「アイヅチ」を上手に組み合わせて部下とのコミュニケーションを図っていただきたいと考えます。
【成功する管理・監督者の条件】 （その７１） 『社員研修アラカルト』 （２６） 「人は物ではありません。部下をパートナーとして考え職場の『目標達成』をしよう」
社員研修講師『ブログ寺子屋』, 管理者教育講師、 | |
【おことわり】
こんにちは。お立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日は、今日のタイトルでブログを書くつもりでいましたが、テレビモニターを見ているうちに気が変わり、その前日の「自己啓発」についての私の持論を書きたくなりました。
そのため、長文ブログとなり失礼しました。ただ、昨日のブログは尻切れトンボになったため、今日はその続きを書いていきます。
その前に「おことわり」しておくことがあります。私用で明日から、約半月外出することが多くなります。そのため、ブログ更新を休むことも考えましたが、できれば続けたいと思います。
そこで、明日から２週間程度「再投稿」とします。ブログ内容は、別のサイトで書いていたブログ記事に若干修正したものを掲載していきますので、あらかじめおことわりしておきます。その後は、新規記事（目的・趣旨は従来どおり）で、できれば毎日少しずつでもブログを更新していくつもりです。
もしそれでよろしければ、お手隙の時遊びにお立ち寄り下さい。
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さて、戦後アメリカから入ってきた訓練方法に、昨日のブログの最後に書いた「ＭＴＰ」と「ＴＷＩ」があります。「ＭＴＰ」は管理者向け、「ＴＷＩ」は監督者向けとなっており、今でも導入している企業はあります。いずれも、民間の指導団体がありますが、「ＴＷＩ」は、あなたがお住まいの県の外郭団体「職業能力開発協会」へ問い合わせても教えてくれる筈です。
もしあなたが、興味があれば導入経緯など詳細についてはインターネットで検索しお調べ下さい。
「ＴＷＩ」は、生産現場の監督者向けとなっており、「仕事の教え方」・「改善の仕方」・「人の扱い方」から構成されています。少しテンポを速めます。
「ＴＷＩ」における「人を扱う技能」とは、人間関係をよくして部下に協力してもらうための技能のことである。なにしろ「行動科学」発祥の地、アメリカである。いろいろ研究した結果編み出された技能である。日本の事務系職場の「監督者」であっても参考になることは多々あるはずです。
この技能を参考に部下と接していれば職場の業務は円滑に流れ、職場の問題も未然に防ぐことができる。仮に問題が発生しても上手に処理することができるでしょう。
とはいっても、部下は血の流れた「人間」であり、「物」ではない。これはアメリカ人も同様である。それなのに「扱い方」とはどういうことだろう。翻訳が気に入らない。内容は良い筈だがイメージがよくない。ちなみに、企業によっては、管理という言葉からくる印象がよくないためか、職場リーダーを管理者とはいわず役職者という用語を使っているところもあるようだ。（当ブログでも時には括弧書きで使用）しかし私は、部下のいないたとえ“新入社員”であっても、当該業務の「管理者」であることには違いないと考え、これを前提に今までお話してきています。
とにかく、いくら技能を本や講習会で学んでも、単なる知識では意味がない。車の運転のように自然に活用できてこそ「技能」といえる。
というわけで次回からは、職場のマネジメントにおける人の側面、最後に残した「人間関係の理解」へと入っていくこととします。
あなたも残業がなければ、あと１〜２時間で退社ですね。今日も一日お疲れさまでした。