3月から休診していた島原市下川尻町の県立島原病院の小児科が1日、診療を再開した。長崎大医学部付属病院の小児科に勤務していた医師1人が9月、島原病院に転職したもの。同病院の安永留隆事務局長は「厳しい状況だが、現在も休診中の他の診療科目についても医師の確保に努めたい」としている。
同病院の小児科は2002年の開設以来、長崎大から医師2人が派遣されていたが、昨年4月からは1人に減員され、今年3月から不在の状態が続いていた。
同病院は県南地域の中核病院だが、医師不足で呼吸器内科、皮膚科、眼科の休診が続いている。
=2008/10/02付 西日本新聞朝刊=