児童に「きつく」道徳教育 与党再生検討会が提言与党教育再生検討会(座長・保利耕輔自民党政調会長)は2日、道徳教育の強化などを盛り込んだ政府への提言を発表した。小学校の児童には「きつく教え込まなければ人格形成に欠陥を生じる」としており、議論を呼びそうだ。提言は、同日までに麻生太郎首相らに提出されている。 提言は「道徳教育では人間社会で守るべき規律、ルールなどを直接的に明確に繰り返し教えるべきではないか」とし、自主性を重んじる現在の指導方法に疑問を示した。 こうした考えに基づき、中学や高校でも「個人の尊厳は他の個人の尊厳との関係において一部制約を受けることを学ばせるべきであろう」としている。 ただ具体的な指導方法は示さず、道徳を教科にして成績を付けることは、公明党の反対もあり今後の検討課題とした。 提言はさらに(1)義務教育を9年の一貫制にし、英語や理数の力を伸ばす(2)「手に職を付けさせる教育」の充実のため工業高校などを5年制にする-なども示した。
【共同通信】
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