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2008/10/02 14:25 KST
在日韓国人に地方参政権を、金潤玉・大統領夫人


【ソウル2日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏が2日、韓国と同様に日本も在日韓国人に地方参政権を1日も早く与えるべきだとの考えを示した。

 青瓦台(大統領府)で開かれた在日韓国夫人会招請の茶会で述べたもので、「そうなればわれわれの同胞が日本の地域社会発展にも大きく寄与できる。ひいては両国国民間の理解も高まり、関係発展に大いに役立つ」と強調した。韓国は2005年から、永住権取得後3年以上経過した外国人には地方参政権を付与していると紹介し、在日同胞社会の宿願である地方参政権の実現に向け、皆で努力を続けていこうと呼びかけた。

あいさつを述べる金潤玉氏=2日、ソウル(聯合)

 また、独島領有権問題を念頭に置いたかのように「最近、韓日関係は多くの苦難に面しており、在日同胞も心苦しいだろう」と述べ、両国が未来に向かい手を取り進んでいくためには、先立って過去の歴史を正しく認識することが必要だと指摘した。その上で、日本の立場と韓国が望むものとに距離があったとしても、韓国側から日本国民に歩み寄り、韓国の考えと心を真率に伝えるのが良いと述べた。日本社会の一部にある歪曲(わいきょく)された思考と偏見を正すため、絶えず努力していくことが重要だと主張した。

 一方、同日の「世界韓人の日」記念式に出席した韓昇洙(ハン・スンス)首相も、在外国民の参政権取得に関心を傾けていく姿勢を示した。