横部 宏和
Profile
横部 宏和
横部 宏和(よこべ ひろかず)
東京営業所
2006年入社
法学部卒
趣味は映画&DVD鑑賞。ひそかに「大器晩成」を目指す。体育会的雰囲気の営業部門で、昼間は取引先や会社の先輩に鍛えられ、夜は時に飲み会で午前さまという充実した日々を送っている。
キャリアステップ
2006年4月
入社。東京営業所 配属
One Day スケジュール
8:00
出社、メールチェック
8:30
会議
10:00
書類作成、社内打ち合わせなど
13:00
移動
15:00
取引先と打ち合わせ
17:00
退社
DIARY
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[仕事内容]
販売店と連携しながら、営業戦略を企画・推進しています。

私の担当業務は、工業用塗料の営業です。
工業用塗料がどのようなものかという説明は、「NPC講座(工業用塗料)」にお任せするとして、まずは、どういう顧客に対して、どのような活動を行っているかについてご説明しましょう。

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たとえば皆さんの身近なところでは、システムキッチンの表面塗装。最近は、キラキラ光る光輝材を用いた塗料が人気です。

工業用塗料の顧客はざっと、建材メーカー、ハウスメーカー、鋼製家具メーカー、制御盤・配電盤メーカーといったところ。私は約15社を担当しています。顧客に直接塗料を販売するのは「販売店」で、顧客との契約や日々の細かい営業対応は販売店が行うため、私はどちらかといえば営業戦略の企画・推進といったポジションで仕事をしています。

具体的な業務は、「新規拡大」と「既存ユーザーフォロー」の2つに分かれます。

●新規拡大
「新規拡大」には大きく2種類があり、1つは、新規ユーザーの開拓、そしてもう1つは、すでに日本ペイントの塗料を使っていただいている既存ユーザーに対して行ういわば「シェアアップ」。
いずれにせよ始まりは、ユーザーの現存ラインを調べることから。どんな塗料をどのように使っているかを調べ、そこからユーザーの抱えている課題を導き出します。製品の外観&性能アップ、ラインの生産性アップ、環境配慮型商品への切り替え、ライントータルコストの削減、などなど。こうした課題に対し、技術部門や販売店とともに戦略を練ったうえで、日本ペイントの塗料による対策&解決策を提案していきます。

●既存ユーザーフォロー
既存ユーザーに対しまず第一にきっちり行うことは、製品の安定供給。そして、あまり起こってほしくはありませんが、クレーム時のすばやく確実な対応です。
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不具合の原因究明にあたっては、技術部と打ち合わせをしながら進めていきます。営業にとって技術部は、まさに頼れるブレーン。

クレームの多くは、何らかの原因で「求める塗膜が得られない」というもの。クレームが発生すると、まずはその不具合の原因究明にあたります。塗料そのものの要因なのか、生産ラインでの塗装設備の問題なのか、ラインの稼働状況の変化によるものなのか。こうして原因を究明し、塗料自体が要因の場合には、暫定対策として現ラインが正常に動けるよう関連部門と連携して解決策を提供し、恒久対策として今後の再発防止策を検討していきます。

これらの業務を社内各部署や販売店と上手に連携しながら、最終的に売上・利益アップへと導いていくのが、私たち営業担当の役割です。
時には指示を出し、時には依頼をして、技術部門や生産部門を巻き込み、販売店に協力してもらいながら、営業戦略を推進していく。その時に欠かせないのが、つまるところ、営業担当自身の「売上&利益アップに対する情熱と執念」なのだと思っています。
私自身に情熱と執念、そして「こう進めたい」という明確な意志があって、はじめて、営業戦略を動かすことができると考えています。
やはり旗振り役は、その内に熱さを秘めていなければ・・・。

[やりがい]
営業ならではのやりがい、あります。
営業の仕事は「目標数字に追われる」というイメージがあるかもしれませんが、そう単純なものではありません。数字は自分の日頃の頑張りがあってついてくるものです。そういう意味では、はっきりと答えが出る分、わかりやすく、やりがいにつながると言えます。
また、数字以外にも、やりがいを実感できるポイントがいくつかあります。ここでは、私が個人的に感じているこの仕事のやりがいを整理してみました。

●売上&利益アップ
やはり営業担当なので、第一に、自分の活動の成果が「売上や利益のアップ」として実感できる点が挙げられます。特に現在は、原油価格高騰に伴う原材料価格の上昇が激しく、自社努力を超える分については顧客に価格改定を認めてもらえるよう交渉を行っているところ。説得が成功して価格改定できたり、あるいは新規売上が拡大したりすることで成しえた売上&利益アップは、まさに努力の結晶といえます。喜びと達成感の源ですね。

●Win-Winの関係構築
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粉体塗料をはじめ、日本ペイントには営業の武器となる優れた製品がそろっています。


顧客の抱えている課題を、自分たちの提案によって解決もしくは改善できた結果として、顧客はもちろん日本ペイントにもメリットが発生し、互いに良好なWin-Winの関係が築けたことが実感できると、やはりうれしいですね。「営業冥利に尽きる」といった心持ちになります。

●多様な業界との接触
私が担当している工業用塗料市場の場合は、先に挙げたように、さまざまな業界が相手先となります。そうした顧客と接することによって、多様な考え方や気質に触れることができる点は、単純に興味深い経験であるとともに、社会人として非常に勉強になります。

以上が、この仕事のやりがいでしょうか。
整理してみると、なんだかビジネスライクなイメージですが、実際にはこうしたやりがいを感じるに至るまでに、さまざまなドラマがあるんです。次回以降のブログでは、そのあたりの生々しい営業の現場を伝えるエピソードを紹介していきますので、ご期待ください。
[将来の夢]

夢は、海外で「ニッペの顔」として活躍すること。

さて、ここまでドメスティックな話をしてきましたが、実は私自身はグローバル志向が強く、将来の夢はズバリ「海外赴任」なんです。
日本ペイントのグループ会社で、その国における「ニッペの顔」として活躍するのが夢。
エリア? そうですね・・・、やはりアジア圏でしょうか。発展著しい国で、伸びゆく勢いを感じながら、それとともに日本ペイントも飛躍させていければ最高ですね。
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事務系で海外赴任となると、営業活動からマネジメントまで、オールラウンドに業務を手がけていくことになります。そのためには、まだまだ国内で学ばなければならないことや、積むべき経験がたくさんあります。それを一つひとつ自分のものにして、できれば30代で夢をかなえたい。実際、40歳でグループ会社の社長を務めている人もいるので、かなわない夢ではないと思っています。
時々、上司から「おい横部、オマエは海外どうだ?!行ってみないか?」と冗談交じりに言われることがあります。それを聞くと、それだけ海外が近い会社なんだと実感するとともに、「冗談を現実にしてみせる!」とやる気が湧いてきます。

普段は「クール」で通しているんですが、珍しく熱く語ってしまいました。
「海外の近さ」なども、今後のブログでお伝えできればと思っています。
ぜひまたおつきあいください。
posted at 2008.1.Oct

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