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「厳冬だともうかる」、英エネルギー大手重役が不適切な冗談で謝罪

  • 2008年09月11日 14:08 発信地:ロンドン/英国
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ロンドン(London)の環境・食糧・農村省庁舎前で、燃油高騰に抗議する英仏の漁業従事者(2008年6月3日撮影)。(c)AFP/Shaun Curry

【9月11日 AFP】独エネルギー大手エーオン(EON)の英国法人の重役が10日、厳冬だと「わが社がもうかる」と発言し、会社が謝罪した。

 エーオンUK(EON UK)のエネルギー取引部門責任者のマーク・オーウェン・ロイド(Mark Owen-Lloyd)氏は、英エネルギー監督機関Ofgem主催のセミナーで、高騰を続けるエネルギー価格が厳冬でどのような影響を受けるかとの質問を受け、「われわれがもうかるだろう」と冗談で返した。
 
 この発言について同社広報は「まったく不適切であり、謝罪したい。われわれは燃料の高騰で顧客が不便をこうむっていることを承知しており、(この発言が)愉快でないことは十分理解している」と述べた。

 発言をめぐっては、与党・労働党の議員が「非常に皮肉な発言で、大手エネルギー企業の一般市民に対する侮辱だ」と非難したほか、高齢者支援団体ヘルプ・ジ・エイジド(Help The Aged)広報も「燃料問題は笑い事ではない」と批判している。

 国内に550万人の顧客を抱えるエーオンUKは前月、電気料金を16%、ガス料金を26%値上げすると発表している。(c)AFP

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